老後の不安を感じている人は8割以上。不安の原因は「お金」

[2019/11/30 00:00]

老後についての1万人調査

メットライフ生命が老後についての調査結果を公開しています。

2019年8月に行われたインターネット調査には、全国の20歳~79歳の男女14,100人が回答しています。

老後が不安な人は8割を超える

自分の老後について不安を感じている人は、回答者全体の8割を超えています。

出典:データを基に編集部が作成

年代別に見ても、「20代」から「50代」までのすべてで80%を超えており、「老後への不安」が広まっていることが分かります。

「60代~70代」になると、不安を持つ人の割合が下がりますが、それでも7割以上の人が不安を感じています。

出典:データを基に編集部が作成

不安の原因の1位は「お金」

老後に対する不安は何から生まれているのでしょうか。

不安の原因を見ると、次の6つが上位になっています。

  • お金
  • 認知症
  • 健康
  • 両親の介護
  • 自らの介護
  • 配偶者の介護

年代別に見ると、20代から50代までは「お金」が1位でした。

「60代~70代」だけは、「健康」が1位となっています。

また、「両親の介護」は50代までは5位以内に入っていますが、「60代~70代」では入っていません。

その代わりに「60代~70代」では「終活」が6位に入っています。

この年代は、そろそろ両親の介護に一段落がつき、次は自分の終活にとりかかる世代なのでしょう。

出典:データを基に編集部が作成

行動することで不安は少なくなる

今回の調査では、20代から50代の広い世代において、「老後への不安」が強いことが分かりました。

また、不安の原因は「お金」が多く、老後の生活資金が足りるだろうかという不安が強くなっています。

不安を鎮めるためには、それに対する知識を持ち、不安に対抗する行動を始めることです。

たとえば、少額でも良いので毎月、老後のための積み立てを始めてみてはいかがでしょう。

「iDeCo(イデコ)」や「つみたてNISA(ニーサ)」などの制度もありますし、面倒だったら、銀行の積み立て定期でも良いでしょう。

口座の残高が少しずつ大きくなっていく様子を見るだけで、将来に対する不安が少しは解消されるでしょう。

[シニアガイド編集部]