老後の不安を感じている人は8割以上。不安の原因は「お金」
老後についての1万人調査
メットライフ生命が老後についての調査結果を公開しています。
2019年8月に行われたインターネット調査には、全国の20歳~79歳の男女14,100人が回答しています。
老後が不安な人は8割を超える
自分の老後について不安を感じている人は、回答者全体の8割を超えています。
年代別に見ても、「20代」から「50代」までのすべてで80%を超えており、「老後への不安」が広まっていることが分かります。
「60代~70代」になると、不安を持つ人の割合が下がりますが、それでも7割以上の人が不安を感じています。
不安の原因の1位は「お金」
老後に対する不安は何から生まれているのでしょうか。
不安の原因を見ると、次の6つが上位になっています。
- お金
- 認知症
- 健康
- 両親の介護
- 自らの介護
- 配偶者の介護
年代別に見ると、20代から50代までは「お金」が1位でした。
「60代~70代」だけは、「健康」が1位となっています。
また、「両親の介護」は50代までは5位以内に入っていますが、「60代~70代」では入っていません。
その代わりに「60代~70代」では「終活」が6位に入っています。
この年代は、そろそろ両親の介護に一段落がつき、次は自分の終活にとりかかる世代なのでしょう。
行動することで不安は少なくなる
今回の調査では、20代から50代の広い世代において、「老後への不安」が強いことが分かりました。
また、不安の原因は「お金」が多く、老後の生活資金が足りるだろうかという不安が強くなっています。
不安を鎮めるためには、それに対する知識を持ち、不安に対抗する行動を始めることです。
たとえば、少額でも良いので毎月、老後のための積み立てを始めてみてはいかがでしょう。
「iDeCo(イデコ)」や「つみたてNISA(ニーサ)」などの制度もありますし、面倒だったら、銀行の積み立て定期でも良いでしょう。
口座の残高が少しずつ大きくなっていく様子を見るだけで、将来に対する不安が少しは解消されるでしょう。