老後に準備したいお金は「2,000万円以上」。当てにするのは「預貯金」と「働く」

[2019/12/5 00:00]

老後資金についてのアンケート

総合マネースクールのファイナンシャルアカデミーが、老後のお金に関するアンケート結果を公開しています。

2019年11月に行なわれたインターネット調査には、全国の職業を持つ男女600人が回答しています。

老後資金2,000万円不足問題を知っている人は7割

2019年6月に起きた、金融庁による「老後の生活資金2,000万円不足問題」について知っている人は7割でした。

出典:ファイナンシャルアカデミー

行動を起こした人は2割

老後2,000万円問題を知ったことをきっかけにして、老後資金の準備のために行動を起こしました人は2割でした。

すでに「資産形成を始めた」人もいますが、「情報収集や勉強を始めた」に留まっている人もいます。

出典:ファイナンシャルアカデミー

準備するお金は「2,000万円以上」

「老後資金として公的年金以外に個人で準備すべき金額はいくらだと思いますか」という質問に対して、一番多い回答は「2,000万円台」でした。

さらに大きな金額を答える人も多く、「2,000万円以上」という人が半分以上を占めています。

「できれば2,000万円以上」というのが、回答者が考える老後資金の目安のようです。

出典:ファイナンシャルアカデミー

年金以外に当てになるのは「預貯金」と「働く」

「公的年金以外であなたが当てにしている老後資金」を聞いています。

一番多いのが「預貯金」で、次は「定年後に働き続けることによって得る収入」でした。

しかし、三番目には「公的年金以外にはない」が入っています。

つまり、公的年金以外に老後の準備が必要だということは分かっていても、実際には貯金は無いし、定年後に働く当てもないという人が少なくないのでしょう。

出典:ファイナンシャルアカデミー
[シニアガイド編集部]