農山村に定住したい人は2割。やりたい仕事は「農業」

[2019/12/6 00:00]

面接による真面目な世論調査

内閣府が行なった世論調査で、「農山村に定住したいと考えている人は2割いる」という結果が出ました。

この調査は、2019年9月から10月にかけて、調査員による面接によって行なわれました。

最終的に、全国の18歳以上の男女1,546人が回答しています。

「農山村に定住してみたい」人は21%

「農山村に定住してみたいと思いますか」という質問に対して、「定住してみたい」と答えた人は21%でした。

逆に、「定住してみたくない」という人は63%です。

また、「すでに定住している」という人も14%いました。これは、農山村が近い町村部に住んでいる人が中心でした。

出典:内閣府のデータを基に編集部が作成

定住したい人は「40代」が多い

「定住してみたい」と回答した人を年齢別に見ると「40代」が一番多く、27%になります。

一方、「70歳以上」では少なく、15%に留まっています。

出典:内閣府のデータを基に編集部が作成

やりたい職業は「農業」

農山村に定住したいという人は、どんな仕事をしたいと思っているのでしょうか。

「就いてみたい職業」で一番多いのは「農業」でした。

そして、小売業、飲食サービス業、医療業などの「第三次産業」が続きます。

しかし、三番目に多いのは「就いてみたい職業はない」でした。

「農山村に定住してみたい」と思っていても、そこでの働き方については、具体的にイメージできていない人が少なくないことが分かります。

出典:内閣府のデータを基に編集部が作成
[シニアガイド編集部]