ガン患者やガンの経験者だけが入れる生命保険

[2019/12/15 00:00]

ガン経験者だけが入れる死亡保険

富士少額短期保険が、ガン患者およびガンの経験者を対象にした死亡保険「がんになっても入れるほけん がん治療中」の販売を開始しています。

「がんになっても入れるほけん がん治療中」は、ガンの治療中や経過観察中など、過去にガンを経験した人だけが申し込める保険です。

毎月の保険料は、ガンの部位や、本人の年齢や性別、治療を開始した時期によって変わります。

「がんになっても入れるほけん がん治療中」は短期保険で、保険期間は一年に限定されています。

保険金が支払われるのは死亡したときのみで、入院などの医療費は対象ではありません。

また、加入できる年齢は30歳から80歳の間です。76歳以上はネットでは申込みできず、書面での申し込みとなります。

ガンの部位によって上限が決まる

「がんになっても入れるほけん がん治療中」では、ガンの種類によって、保険金の金額の上限が変わります。

例えば、女性の「甲状腺」「皮膚」「結腸」「直腸」「胃」「子宮体部」のガンは、保険金の上限は200万円です。しかし、「肝臓」と「すい臓」ガンの場合は80万円となります。

出典:富士少額短期保険
出典:富士少額短期保険

また、同じ条件であっても、ガンの種類によって、毎月の保険料が変わります。

例えば、死亡時の保険金100万円の場合、次のようになります。

  • 46歳女性 乳ガン:月額1,360円
  • 60歳男性 甲状腺ガン:月額2,140円

その人の条件に合わせて30万通りに及ぶ保険料は、ホームページで試算できます。

ほかにもあるガン経験者の選択肢

「がんになっても入れるほけん がん治療中」は支払われるのが死亡保険金だけというシンプルな保険です。

保険期間や保険金の上限額が限られているので、用途としては万一の際の葬祭費や入院費用の精算などになるでしょう。

手軽に加入できる選択肢として覚えておくと良いでしょう。

ただし、この保険以外にも、ガン患者が加入できる生命保険が無いわけではありません。

一般の生命保険でも、「ガンの治療終了後5年以降」などの条件付きで加入できる場合もあります。

また、加入条件がゆるやかな「引受基準緩和型医療保険」という製品もあります。

長期的な保障を必要とする場合には、一般の生命保険、それがだめなら、引受基準緩和型医療保険も検討してください。

[シニアガイド編集部]