取得の義務化で、有給休暇は取りやすくなったか

[2019/12/20 00:00]

会社員400人に聞いた「有給休暇」の変化

旅行サイトのエクスペディアが、「有給休暇取得義務化に関する意識調査」の結果を公開しています。

2019年12月に行なわれたインターネット調査には、 20代~50代の会社員の男女400人が回答しています。

7割以上の人が「取りやすくなった」と回答

2019年4月から、有給休暇の取得が義務化されています。

これによって、「事業者は対象となる労働者に対し、1年で5日以上の有給休暇を取得させる」ことを義務となりました。

この、有給休暇の取得義務化によって「有給休暇が取りやすくなった」と答えた人は74%に上りました。

出典:エクスペディア

日数が変わらない人も多いが、増えた人も2割いる

昨年に比べた有給休暇の取得日数の変化を聞いています。

一番多い回答は「変わらない」でした。

しかし、「昨年に比べて減った」人は4%なのに対して、「昨年に比べて増えた」人は24%でした。

取得の義務化によって、有給が取りやすくなり、取得できる日数も増えていること分かります。

出典:エクスペディア

有給休暇の義務化で「罪悪感なく休めるようになった」

有休取得の義務化を「嬉しい」と答えた人は8割を超えました。

嬉しいと感じる理由として最も多かったのは、「罪悪感なく休めるようになったから」でした。

出典:エクスペディア

取得の義務化を知らない人が3割もいる

有給休暇の取得義務化について、まだ「知らない」人が3割もいます。

取得の義務化には、会社の大きさなどによる例外はありません。

自分自身の権利ですから、自分で意識をして有給休暇を取ってください。

これまで有給を取らなかった人も、取得が義務化されたことで、どうせ5日間は取ることになります。

それならば、体調が悪い日など、休むべき日はきちんと休むようにした方が、会社にも自分にもメリットがあります。

出典:エクスペディア
[シニアガイド編集部]