1年間の貯金の目標は「100~200万円」、2030年の目標は「1千~3千万円」
貯金についてのアンケート結果
じぶん銀行が「資産運用に関するアンケート」の結果を公開しています。
2019年12月に行なわれたインターネット調査には、20代から40代の社会人500人が回答しています。
ここでは、「貯金の目標額と目的」についての結果を紹介します。
今年の目標額は「100万円以上200万円未満」
最初に、2020年の貯金の目標額を聞いています。
一番多かった回答は「100万円以上200万円未満」でした。
あまり差がなく「50万円以上100万円未満」が続きます。
貯金の目的は「老後資金」
1年間の貯金の目的を聞いています。
一番多い回答は「老後資金」でした。半分近い人がこれを挙げています。
そして、「旅行」と「趣味」が続きます。
2030年までの目標は「1千万円以上3千万円未満」
次に、10年後の2030年までの貯金の目標額を聞いています。
一番多いのは「1千万円以上3千万円未満」でした。
そして、「300万円以上500万円未満」と「700万円以上1千万円未満」が続きます。
10年間の貯金の目的は、やっぱり「老後資金」
10年間の貯金の目的は「老後資金」でした。
なんと半数を超える人が挙げています。
そして「ケガや病気の備え」が2位に入り、「旅行」が続きます。
1年間の貯金に比べ、10年間の貯金は「万が一に備える」という性格が強くなるようです。
10年間で1千万円貯めるための月額
現在のような低金利の状況では、貯金には、ほとんど利息がつかないので、大きな資産を作ることが難しくなっています。
例えば、10年間で「1千万円」を貯めようとすると、利息がない状態では、毎月の貯金額はだいたい「8万5千円」になります。
毎月、これだけ貯めても、1年間で102万円、10年間で1,020万円にしかなりません
つまり、貯金の目標を無理に高くすると、毎月の生活に支障が出るような金額になってしまうのです。
毎月の貯金額は、無理のない範囲で決めましょう。
また、お金を貯めるというのは大変難しいことです。
実際に、現在の貯金額で一番多いのは「ゼロ」で、次に多いのは「10万円以上50万円未満」です。
つまり、貯金がないか、ほとんどない人の方が多いのです。
本当にお金を貯めたいときは、給与から天引きするなど、確実に貯まる仕組みを作りましょう。