サラリーマンの健康保険料。高いのは「佐賀県」、安いのは「新潟県」

[2020/2/10 00:00]

協会けんぽの保険料が改定

サラリーマンの健康保険である「協会けんぽ」の保険料率が改定されました。

新しい保険料は、2020年3月分(納付は4月)から適用されます。

「協会けんぽ」は中小の企業を中心に、多数の会社が加入している健康保険です。

そのため、保険料の改定は、多くのサラリーマンに影響します。

「協会けんぽ」の保険料は、都道府県単位で保険料率が決められています。

収入に対する保険料率は「10%」が目安ですが、その都道府県の医療費に基づいて定められます。

つまり、疾病の予防などの取り組みにより都道府県の医療費が下がれば、保険料率が下がります。

また、ジェネリック医薬品の使用割合などにはインセンティブ(報奨金制度)が導入されており、目標を達成した都道府県は、保険料率が下がります。

なお、この記事では「健康保険料」と「介護保険料」を合わせた率で、保険料を表示しています。

保険料が高い県

最初に、「保険料が高い県」を紹介しましょう。

保険料率が一番高い県は「佐賀県」でした。

佐賀県の保険料率は「10.73%」です。

2位の「北海道」が「10.41%」なので、その差は「0.32%」もあります。

佐賀県の保険料は、全国でも図抜けて高いことが分かります。

  1. 佐賀県 10.73%
  2. 北海道 10.41%
  3. 香川県 10.34%
  4. 熊本県 10.33%
  5. 福岡県 10.32%
  6. 高知県 10.30%
  7. 徳島県 10.28%
  8. 秋田県 10.25%
  9. 鹿児島県 10.25%
  10. 大阪府 10.22%
  11. 長崎県 10.22%

保険料が安い県

では、「保険料が安い県」はどこでしょう。

一番安い県は「新潟県」でした。

新潟県の保険料率は「9.58%」です。

保険料が一番高い「佐賀県」に比べると、1%以上も安いのです。

  1. 新潟県 9.58%
  2. 富山県 9.59%
  3. 長野県 9.70%
  4. 福島県 9.71%
  5. 静岡県 9.73%
  6. 千葉県 9.75%
  7. 岩手県 9.77%
  8. 茨城県 9.77%
  9. 群馬県 9.77%
  10. 三重県 9.77%

保険料が上がった県

今年度、保険料が一番上がった県は「熊本県」でした。

昨年度に比べて、「0.15%」も上がり、「10.33%」となりました。

この値上がりで、「熊本県」は、保険料が全国で4番目に高い県となりました。

他にも「秋田県」と「北海道」は、保険料率の上げ幅が大きく、負担が重くなりました。

  1. 熊本県 10.33% 0.15%
  2. 秋田県 10.25% 0.11%
  3. 北海道 10.41% 0.10%
  4. 鹿児島県 10.25% 0.09%
  5. 高知県 10.30% 0.09%
  6. 福岡県 10.32% 0.08%
  7. 福井県 9.95% 0.07%
  8. 奈良県 10.14% 0.07%
  9. 岐阜県 9.92% 0.06%
  10. 愛媛県 10.07% 0.05%

保険料が下がった県

逆に、保険料が下がった県は「三重県」でした。

昨年度より「0.13%」も下がり、「9.77%」になりました。

この値下げによって、三重県は、全国で7番目に保険料が安い県になりました。

  1. 三重県 9.77% -0.13%
  2. 富山県 9.59% -0.12%
  3. 宮崎県 9.91% -0.11%
  4. 山梨県 9.81% -0.09%
  5. 滋賀県 9.79% -0.08%
  6. 茨城県 9.77% -0.07%
  7. 群馬県 9.77% -0.07%
  8. 千葉県 9.75% -0.06%
  9. 新潟県 9.58% -0.05%
  10. 岡山県 10.17% -0.05%

保険料が高い県は、ますます高くなる

47都道府県のうち、今年度に保険料が上がったのは「24県」で、下がったのは「23県」でした。

保険料が上がるか下がるかは、ちょうど半分ぐらいの割合です。

しかし、単純に上げ下げが分かれているわけではありません。

昨年度の保険料率を見ると、「10%」を上回っていた県は、保険料率を上げたところが多く、「10%」を切っていた県は、保険料率を下げたところが多くなっています。

つまり、保険料率が高い県は、ますます高くなり、保険料率が低い県は、ますます下がっているわけです。

保険料率が一番低い「新潟県」の保険料率は9.58%まで下がり、保険料が一番高い「佐賀県」の10.73%とは、「1.15%」も差ができました。

健康保険料率の目安は10%ですから、1%以上の差は見過ごしにできません。

さらに、サラリーマンの健康保険料は、雇っている会社と社員が折半しています。

つまり、保険料率が高いと、個人だけではなく、会社の負担も大きくなります。

多くの従業員を雇っている会社にとって、健康保険の保険料率は、大きな影響があるのです。

下にある一覧で、自分の会社がある県の保険料率が高いのか、低いのか、ぜひ確認してください。

なお、サラリーマンの健康保険には、この記事で取り上げた「協会けんぽ」以外に、大企業が会社やグループ単位で設立する健康保険組合があります。

これは、「組合健保」と呼ばれますが、保険料率は10%よりも低く設定されるのが一般的です。

組合健保の保険料については、それぞれの健康保険組合のホームページなどで確認してください。

付録:2019年度の健康保険料(保険料率順)

末尾の数字は、前年度との差分です。

  • 佐賀県 10.73%  -0.02%
  • 北海道 10.41%  0.10%
  • 香川県 10.34%  0.03%
  • 熊本県 10.33%  0.15%
  • 福岡県 10.32%  0.08%
  • 高知県 10.30%  0.09%
  • 徳島県 10.28%  -0.02%
  • 鹿児島県 10.25%  0.09%
  • 秋田県 10.25%  0.11%
  • 長崎県 10.22%  -0.02%
  • 大阪府 10.22%  0.03%
  • 山口県 10.20%  -0.01%
  • 岡山県 10.17%  -0.05%
  • 大分県 10.17%  -0.04%
  • 島根県 10.15%  0.02%
  • 和歌山県 10.14%  -0.01%
  • 兵庫県 10.14%  0.00%
  • 奈良県 10.14%  0.07%
  • 愛媛県 10.07%  0.05%
  • 宮城県 10.06%  -0.04%
  • 山形県 10.05%  0.02%
  • 京都府 10.03%  0.00%
  • 広島県 10.01%  0.01%
  • 石川県 10.01% 0.02%
  • 鳥取県 9.99% -0.01%
  • 沖縄県 9.97%  0.02%
  • 福井県 9.95%  0.07%
  • 神奈川県 9.93%  0.02%
  • 岐阜県 9.92%  0.06%
  • 宮崎県 9.91% -0.11%
  • 栃木県 9.88%  -0.04%
  • 愛知県 9.88%  -0.02%
  • 青森県 9.88%  0.01%
  • 東京都 9.87%  -0.03%
  • 山梨県 9.81%  -0.09%
  • 埼玉県 9.81%  0.02%
  • 滋賀県 9.79%  -0.08%
  • 三重県 9.77%  -0.13%
  • 茨城県 9.77%  -0.07%
  • 群馬県 9.77%  -0.07%
  • 岩手県 9.77%  -0.03%
  • 千葉県 9.75%  -0.06%
  • 静岡県 9.73%  -0.02%
  • 福島県 9.71%  -0.03%
  • 長野県 9.70%  0.01%
  • 富山県 9.59%  -0.12%
  • 新潟県 9.58%  -0.05%
[シニアガイド編集部]
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