新型コロナウイルス感染症の「感染予防ハンドブック」を無償公開

[2020/2/27 00:00]
「新型コロナウイルス感染症 ~市民向け感染予防ハンドブック」表紙

感染症対策の専門家によるハンドブック

東北医科薬科大学が、「新型コロナウイルス感染症 ~市民向け感染予防ハンドブック」を無償公開しています。

このハンドブックは、感染症予防について正しく理解した上で、安心して生活することを目標としたものです。

ハンドブックは、感染症対策の専門家で、厚労省の審議会にも参加している賀来 満夫(かく みつお)特任教授が監修しています。

「消毒」や「換気」を推奨

ハンドブックは、A4サイズ20ページで、PDF形式のファイルです。

大きめの文字を使って、ゆったりとレイアウトされているので、スマホの画面でもそこそこ読めます。

その内容は、新型コロナウイルス感染症の予防対策に重点が置かれています。

具体的な手段としては、一般的な「咳エチケット」「手洗い」に加えて、「環境消毒・換気」が強調されています。

「環境消毒・換気」では、ドアノブの消毒などに加えて、「部屋のウイルス量を下げるために、日中は2~3時間ごとに窓や扉を開けるなどして、部屋の空気を新鮮に保ちましょう」と部屋の換気を促していることが特徴です。

また、ハンドブックのQ&Aコーナーでは、「感染した(または感染が疑われる)家族を看病する場合に気をつけること」も詳しく解説されています。

不安だけど何をすれば良いのか分からない人に

このハンドブックは、「できるだけ感染のリスクを下げていく」ために、一つ一つの対策を確実に実行することを基本方針としています。

ハンドブックで紹介されている対策の一つ一つは、一般的なものに見えますが、全体を通して読むことで、新型コロナウイルス感染症に立ち向かうための対策が身についてきます。

例えば、「新型コロナウイルスのニュースを見るたびに不安になるが、マスク以外には対策が思いつかない」という人に、一読をおすすめします。

[シニアガイド編集部]