日本の人口は9年連続で減少。「65歳以上」の割合が過去最高に

[2020/4/20 00:00]

9年連続で人口が減少

日本の人口が、9年連続で減少していることが明らかになりました。

これは総務省統計局が2019年10月1日現在の人口を推計した結果、明らかとなったものです。

この時点での人口は「1億2,616万7千人」でした。

1年前に比べて、27万6千人少なくなっています。

なお、この人口は日本人と在留の外国人の合計です。

日本人の人口は「1億2,373万1千人」で、1年前よりも48万7千人も減っています。

出典:総務省統計局

高齢者の割合は過去最高

年代別の人口では、「15歳未満」の割合が12.1%で、過去最低となっています。

「15歳から64歳」の割合は59.5%で、こちらも過去最低です。

「65歳以上」の割合は28.4%で、過去最高となりました。

出典:総務省統計局

「65歳以上」の人口の割合を、「高齢化率」と言います。

日本の「28.4%」という高齢化率は諸外国と比べても高く、高齢化がもっとも進んだ国となっています。

主な国の65歳以上の人口比率

  • 日本 28.4%
  • イタリア 22.6%
  • ドイツ 21.4%
  • フランス 20.5%
  • スペイン 19.5%
  • イギリス 18.3%
  • ウクライナ 16.8%
  • アメリカ 16.0%
  • 韓国 14.9%
  • ロシア 13.9%
  • 中国 12.6%

下がすぼまった「人口ピラミッド」

年代別の人口をグラフ化した「人口ピラミッド」でも、日本は底に近い部分が狭くなった壺型になっています。

人口が特に多いのは、現在70歳から72歳の「第1次ベビーブーム」と、45歳から48歳の「第2次ベビーブーム」の世代です。

しかし、第2次ベビーブーム以降は少子化が進み、出生数が減り続けています。

このように、少子化がいっそう進むため、65歳以上の高齢者の割合は今後も上昇していくと予測されています。

出典:総務省統計局
[シニアガイド編集部]