新型コロナウイルスを意識しながら暮らす「withコロナ」時代の生活意識
「緊急事態宣言」解除後のアンケート
KDDIグループのBIGLOBE(ビッグローブ)が「withコロナに関する意識調査」の結果を公開しています。
緊急事態宣言の解除後である2020年5月26日から27日にかけて行なわれたインターネット調査には、社会人として働いている全国の20代~60代の男女1,000人が回答しています。
「withコロナ(ウィズコロナ)」とは、新型コロナウイルスと共に生きる現在の状況を指します。
緊急事態宣言は解除されたとはいえ、常に新型コロナウイルスの存在を意識しながら生活する、新しい生活意識が「withコロナ」なのです。
自宅の外に出ることに抵抗がある
「新型コロナウイルスの流行前と比較して、自宅の外に出ることに抵抗を感じますか」という質問に、「感じる」と「やや感じる」の合計が7割を超えました。
性別では、女性の方が、外出することに対して、強い抵抗を感じています。
満員になる可能性がある場所には抵抗を感じる
「新型コロナウイルスの流行前と比較して、電車・バス、職場、教室、エレベーターなど、満員になりうる場所に抵抗を感じますか」という質問に、「感じる」と「やや感じる」の合計が8割を超えました。
人が密集していて、いわゆる「3つの密(3密)」になりやすい場所は避けたいという意思が強く感じられます。
なお、「3つの密」とは、新型コロナウイルスが感染しやすい、次の状況を指します。
- 密閉空間
換気の悪い密閉空間 - 密集場所
多くの人が密集している - 密接場面
互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や発声が行なわれる
「withコロナ」時代には、「3つの密」を避けることを、常に意識する必要があります。
コロナで価値観や意識が変化した
「新型コロナウイルスの流行により、あなた自身の物事に対する価値観や意識は変化しましたか」と聞いています。
「変化があった」と「ややあった」の合計は7割を超えています。
新型コロナウイルスによる、2カ月以上に及ぶ休校や出社自粛などの生活が、意識の変化を及ぼさないわけがありません。
性別で見ると、女性の方が、自分の価値観の変化を感じています。
価値観や意識は元には戻らない
価値観の変化があったと回答した710人に「新型コロナウイルス終息後に価値観や意識は元に戻ると思いますか」と聞いています。
「戻らない」と「あまり戻らない」の合計は6割を超えました。
今回の新型コロナウイルスによる一連の経過による価値観の変化大きくは、そう簡単には「コロナ以前」の状態には戻らないと考えている人が多いのです。
「afterコロナ」までには時間が必要
「withコロナ」の状態は、まだ始まったばかりです。
新型コロナウイルスに対するワクチンや治療薬などが登場し、脅威を心配しなくても良い「afterコロナ(アフターコロナ)」までは、かなり長い期間が必要となるでしょう。
新型コロナウイルスの存在を意識しながらの生活は、これからが本番と言えるでしょう。
そして、それは私たちの生活意識や価値観にも大きく影響していくでしょう。