新型コロナ「第2波」への備えは「マスク」の備蓄
流行の「第2波」についてのアンケート
KDDIグループのBIGLOBE(ビッグローブ)が「新型コロナウイルス流行の第2波に関する意識調査」の結果を公開しています。
緊急事態宣言の解除後である2020年5月26日から27日にかけて行なわれたインターネット調査には、社会人として働いている全国の20代~60代の男女1,000人が回答しています。
緊急事態宣言が解除されたとはいえ、新型コロナウイルスの流行が終わったわけではありません。
国民の大半が新型コロナウイルスの免疫を持つようになるまでは、再び感染者が増える「第2波」や「第3波」が襲来する恐れがあります。
このアンケートでは、流行の「第2波」に向けて、どのような準備をしているかを聞いています。
準備で一番多いのは「マスク」
まず、「新型コロナウイルス流行の第2波、第3波を想定し、準備していること」を聞いています。
一番多い回答は、「マスクや消毒用品の備蓄」でした。
半分以上の人がこれを選んでいます。
やはり今回の流行で、マスクの必要性や、入手の困難さが印象に残っているのでしょう。
ようやく、店頭でもマスクが買いやすい状況になってきているので、今のうちに買っておいても良いでしょう。
次いで、「生活資金の確保」「食料品の備蓄」「支出の見直し」が続きます。
これを見ると、第2波が来ることによって、再び営業の自粛などが行なわれ、収入に影響が出ることを恐れている人が多いことが分かります。
一方で、「特に準備をしていない」人も4人に1人の割合でいます。
年齢が高いほど備えている人が多い
「マスクや消毒用品の備蓄」をしている人を年代別に見ると、年齢が高くなるほど、備蓄をしている人が増えてます。
20代が36%なのに対し、60代は62.5%ですから、2倍近くの差があります。
新型コロナウイルスでは、高齢者ほど死亡率が高いという情報が行き渡っているので、高齢者ほど危機感が高いのでしょう。
第2波が来たら「緊急事態宣言」を期待している人が多い
今回の新型コロナウイルスの流行では、全国を対象に「緊急事態宣言」が出され、各地で営業の自粛などが行なわれました。
では、「第2波」ではどうなるのでしょうか。
「新型コロナウイルス流行の第2波、第3波が発生した場合、緊急事態宣言をしてほしいと思いますか」と聞いています。
「そう思う」と「ややそう思う」を合わせると、8割以上の人が緊急事態宣言が出ることを希望しています。
しかし、「緊急事態宣言」は新型コロナの流行を抑えるためには有効ですが、経済的な悪影響などの副作用もあります。
そのため、第2波が来ても、「緊急事態宣言」が出るとは限りません。
政府の「緊急事態宣言」に頼るだけではなく、自分の住んでいる都道府県の新規患者の動向などを見ながら、自分自身で身を守る準備をしてください。