新型コロナ対策でマスクをしているときの熱中症予防のポイント
この夏はマスクと熱中症対策の両立が必要
新型コロナウイルスの予防手段として、町を行く人のほとんどがマスクをしています。
しかし、これから夏を迎えると、マスクをすることで体内に熱がこもり、熱中症の危険が増します。
厚生労働省では、新型コロナウイルスと熱中症の対策を両立させるためのポイントを紹介しています。
4つのポイントに注意して、この夏を乗り切りましょう。
新型コロナ下で熱中症対策をする4つのポイント
マスクの着用について
高温や多湿の日にマスクを着用していると、熱中症になりやすくなります。
屋外で、人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう。
エアコンの使用について
熱中症予防のためには、積極的にエアコンを利用してください。
ただし、一般的な家庭用エアコンは、室内の空気を循環させるだけで、室外との換気はできません。
新型コロナウイルスの予防のために、冷房時でも、ときどき窓を開けて換気をしてください。
涼しい場所への移動について
熱中症を予防するためには、少しでも体調に異変を感じたら、速やかに涼しい場所に移動することが大切です。
屋外で体調の変化を感じたら、エアコンの効いた建物に入ったり、日陰や風通しの良い場所に移動してください。
日頃の健康管理について
新型コロナ対策の「新しい生活様式」では、毎朝など、定時の体温測定、健康チェックを勧めています。
日頃の体温測定や、健康のチェックは、新型コロナウイルス感染症だけでなく、熱中症を予防する上でも有効です。できるだけ習慣にしましょう。
そして、体調が悪いと感じた時は、無理をせず自宅で静養してください。
高齢者のエアコン拒否にも注意を
熱中症が心配される暑い日中に、マスクをつけて行動することは、ほとんどの人にとって初めての経験です。
それだけに、自分の体調には、常に気を配る必要があります。
例年以上に、「暑さを避ける」「こまめに水分を補給する」などの熱中症対策を心がけましょう。
また、高齢者は「エアコンを使う」ことや「エアコンで冷房しながら換気をする」ことに抵抗を感じる場合があります。
「もったいない」が原因で、室温が高くならないように、周囲の人が気をつけてあげてください。
