新型コロナウイルスに対する最大の不安は「自分の感染」、次は「周囲への感染」

[2020/7/20 00:00]

新型コロナに不安を感じている人へのアンケート

セキュリティ会社のセコムが「新型コロナウイルス感染症に関する意識調査」の結果を公開しています。

2020年6月に行なわれたインターネット調査には、「新型コロナウイルス」に不安を感じている、全国の男女227人が回答しています。

不安の原因は、自分や周囲の人への感染

「新型コロナウイルス」に対して、具体的にどのような不安を感じているのかを聞いています。

1位は「自分が新型コロナウイルスに感染すること」でした。

回答者の8割以上がこれを挙げています。

2位は「周囲の人に新型コロナウイルスを感染させてしまうこと」でした。

こちらも6割以上の人が挙げています。

新型コロナウイルスへの不安は、自分や周囲の人が感染するのではないかという恐怖なのです。

また、「自宅待機や休業等による収入の減少」や「業績悪化による事業継続・雇用の不安」など、仕事や収入に対する不安を感じている人も3割いました。

新型コロナウイルスは、経済にも大きな影響を与えているため、それに対する不安を感じている人が少なくありません。

出典:セコム

なんらかの対策をしている人は7割

「不安を解消するための対策」を聞いています。

なんらかの対策をしている人は7割でした。

逆に言えば、新型コロナウイルスに不安を感じていても、3割の人は何も対策をしていません。

出典:セコム

「不安を解消するための対策」は基本を守ること

対策を行なっている人に、「具体的な対策内容」を聞いています。

一番多かった回答は、「手洗いの徹底、マスクの着用、消毒液の使用」でした。

9割以上の人が、これを行なっています。

次に多いのが「3密(密閉、密集、密接)の回避」で、これも9割近い人が挙げています。

新型コロナウイルス対策の基本とされる「手洗い、マスクの着用」や「3密の回避」は多くの人が実行していることが分かります。

出典:セコム

感染の「第2波」が来ることを不安に感じている

最後に「今後どのようなことに不安を感じるか」を聞いています。

1位は、現在の不安と同じ、「自分が新型コロナウイルスに感染すること」でした。

しかし、2位には「感染拡大の第2波の到来」が入っています。

回答者の7割以上は、感染の「第2波」が来ることを想定して、不安に感じています。

また、「国内景気の悪化」「業績悪化による事業継続・雇用の不安」など、経済の停滞を不安に感じている人も多いことがわかります。

第2波の襲来も、経済の停滞も、すぐに解決がつくことではありません。

少なくとも、今年一杯から来年前半にかけては、新型コロナウイルスへの不安を感じながら生活することになりそうです。

出典:セコム
[シニアガイド編集部]