新型コロナの影響で給与が減った人が3割以上いる
新型コロナのお金への影響
auじぶん銀行が「コロナ禍におけるお金への意識アンケート」の結果を公開しています。
2020年6月に行なわれたインターネット調査には、全国の働いている男女 500人が回答しています。
この記事では給与に関する結果を紹介します。
「給与が減った」人が3割を超える
「新型コロナウイルスが、自分の給与に影響があったか」を聞いています。
一番多い回答は「変わらない」で約5割でした。
しかし、「減った」という人も3割を超えています。
一方、「増えた」という人は、ごく少数でした。
減った割合は「1~2割」が多い
「給与が減った割合」は、「1~2割」が一番多く、「3~4割」と合わせると7割を超えます。
中には、「10割」減った、つまり給与が全額無くなったという人もいます。
まったく働けなくなったか、失業してしまったのでしょう。
収入が減った分は「節約」と「貯金」で埋める
給与が減った人に、減った分をどのようにやりくりしているかを聞いています。
一番多いのは「節約をするようになった」で、7割近い人がこれを挙げています。
次に多いのが「貯金を取り崩した」でした。
また、「副業など、他の職を探している人」もいます。
支出が減っているのは「外食費」
では、どのような支出が節約の対象となっているのでしょう。
一番多い項目は「外食費」でした。
次いで「友人との交際費」「交通費」などが多く、外に出歩くことや交際を減らしている人が多いことが分かります。
「家賃が払えないかもしれない」という声
今回の調査では、3割以上の人が、新型コロナの影響で給与が減ったと答えています。
個別のコメントでは、さらに生々しい状況が伝わってきます。
- 家賃が払えないかもしれない(49歳女性)
- まだ貯金も少しはあるので持ちこたえているが、仕事時間や日数が減った分給料も少なくなっているので、今後の生活がどうなっていくのか不安。(42歳男性)
- 今のところ毎月の給料に変化はありませんが、夏に貰えるはずだったボーナスが無くなりました。車の車検代に当てようとしていたので困りました。(福島県・28歳女性)
- 在宅勤務環境にないので休業になり給料が6割に減った。派遣社員なので契約更新不可となり新しい仕事を探さないといけなくなった。(34歳女性)
給与の減額は、会社の業績や雇用形態などによって状況が異なります。
今の時点で減っていなくても、半年から1年先には、給与が下がる可能性があります。
また、コメントにもあるように、ボーナスについても減額の可能性があります。
ある程度、給与やボーナスが下がっても生活できるように、支出を減らすなどの準備をしてください。