食品スーパーでは「マスク」が昨年の22倍も売れている
[2020/7/30 00:00]
市場調査で分かった「マスク」の売れ行き
マスクの売上額が、食品スーパーでは昨年の22倍、ドラッグストアでも8倍に増えていることが分かりました。
これは、ビッグデータマーケティングのTrue Data(トゥルーデータ)の調査によるものです。
調査対象は、2020年6月で、全国の食品スーパーとドラッグストアが対象となっています。
なお、「食品スーパー」とは、主に食品を商材としている一般的なスーパーを指しています。
昨年に比べて22倍も売れた「マスク」
食品スーパーで、昨年と比べて売り上げが伸びているカテゴリの1位は「マスク」でした。
マスクは、昨年の同じ月と比べて売上金額が「2,161%」でした。
つまり、昨年6月に比べて、約22倍も売れています。
「マスク」は新型コロナウイルスの対策に欠かせない商品であり、昨年とは比較にならないほど需要があるのです。
また、2位に「ハンドソープ」、3位に「ウェットティッシュ」が入っています。
「マスク」に限らず、新型コロナウイルスの関連商品は大きく売り上げを伸ばしていることが分かります。
ドラッグストアでも昨年の8倍売れている
「マスク」は、ドラッグストアのランキングでも2位に入っています。
こちらは昨年に対して「816%」ですから、約8倍になりました。
さらに、「殺菌消毒(指定医薬部外品)」、つまりアルコール消毒薬などは、「マスク」以上に売り上げが伸びています。
食品スーパーと同じように、「ハンドソープ」と「ウェットティッシュ」もランキングに入っており、新型コロナウイルス対策用品への需要が大きいことが分かります。
新型コロナウイルスは、私達の生活様式や働き方だけではなく、買い物の傾向にも大きな影響を与えているのです。