60歳以上のスマホ利用率は77%。ガラケーは17%
60歳以上の1万人へのアンケート
MMD研究所が、「シニアの携帯電話の利用に関する調査」の結果を公開しています。
2020年7月に行なわれたインターネット調査には、60歳から79歳の男女10,000人が回答しています。
9割以上がケータイを持っている
「携帯電話の所有率」は、92.9%でした。
回答者の9割以上が、何らかのモバイル端末を持っています。
スマホが7割以上
「端末の種類」で、一番多いのは「スマートフォン(スマホ)」でした。
全体の77%を占め、主流となっています。
一方、「フィーチャーフォン(ガラケー)」は17%まで減っています。
ガラケーと同じ形で4G回線に対応した「ガラホ」は、あまり普及していません。
ここ数年で急速に普及
過去の調査も含めて、「スマートフォンの普及率の推移」を見ています。
2012年には12.7%だったスマホが、2017年には過半数となり、現在は7割を超えました。
ここ数年で、スマホが一気に普及したことが分かります。
乗り換えを考えている人は4割
ガラケーとガラホの所有者に、「スマホへ乗り換える意向」を聞いています。
一番多いのは、「乗り換えを検討していない」で、半数を超えました。
一方、「いますぐではないが、乗り換えを検討している」も、4割を超えています。
これからスマホに乗り換える可能性がある人も少なくないのです。
「3G」が終わることがきっかけに
スマホへの乗り換えを検討しているから500人を選び、「スマホを利用してみたいと思ったきっかけ」を聞いています。
一番多かった回答は、「3G回線がもうすぐ終了するから」でした。
通信回線の世代が変わり、どうせ端末の乗り換えが必要になるのであれば、それを機会にスマホに乗り換えたいという人が多いようです。
そして、「災害などの際に持っていた方がいいと思ったから」と「地図/ナビゲーションを利用したかったから」が続きます。
自然災害が続いているだけに、いざというときにLINEなどのメッセージアプリでやりとりをしたり、地図アプリで自分の位置を確認するなどの用途を考えている人が多いのでしょう。
ガラケーのユーザーが、スマホへの乗り換えを考える時に、メッセージアプリと地図アプリは大きな要素であることが分かります。