オフィスの新型コロナ対策が「十分にできている」と思っている人は15%しかいない
千人に聞いた「会社の感染予防対策」
中京地区でコロナ除菌サービスを行なうGoodServiceが、「会社の感染予防対策に関する調査」の結果を公開しています。
2020年7月に行なわれたインターネット調査には、テレワーク経験のある30代~50代の有職者1,112人が回答しています。
感染するリスクが気になる人は多い
「住まいやオフィス空間での新型コロナウイルスへの感染リスク」が気になる人は、回答者全体の9割近くに達しています。
新型コロナウイルスの感染が続いている状況だけに、仕事をする場所でも、感染の不安が強いことが分かります。
オフィスの予防対策には不満も
では、オフィスの感染予防対策は、うまく行なわれているのでしょうか。
一番多い回答は「少しはできていると思う」でした。
回答者の6割以上を占めています。
ただし、「全くできていないと思う」や「あまりできていないと思う」という人も2割を超えます。
一方、「十分に対策できている」という人は1割強の15%しかいません。
何も対策を行なっていないわけではないが、万全の対策が取られているとも思っていないという評価のようです。
よく行なわれている3つの対策
実際には、会社はどんな対策を行なっているのでしょう。
7割を超える人が挙げたのは、次の3つでした。
- 社員のマスク着用
- テレワーク
- アルコール消毒
この3つに続くのは、「換気」と「ソーシャルディスタンスの確保」でした。
希望している対策は「テレワーク」
最後に、これから会社に行なってほしい予防対策は何でしょう。
一番多い回答は「テレワーク」でした。
「テレワーク」を実施すると、人混みの中を移動する通勤が無くなることによって感染予防対策となります。
これだけ多くの人が挙げるということは、以前はテレワークを行なっていたのに、再び出社が義務となった会社が多いのかもしれません。
そして、「アルコール消毒」「社員のマスク着用」などが挙がっています。
できることから少しずつ対策を
会社のオフィスは、人が集まる場所だけに、感染予防対策を行なうことは簡単ではありません。
経団連が公開している「オフィスにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」などを参考にして立案しましょう。
もう少し広い視野で言うと、これまで天災を対象に考えることが多かった「BCP(事業継続計画)」についても、新型コロナウイルスを含むパンデミックを対象に含めて立案する必要があります。
新型コロナウイルスは、個人の生活だけではなく、企業にも大きな影響を与えています。
すべての課題を解決することはできませんが、すぐにできることから対策を進めましょう。