ガラケーユーザーが使ってみたいスマホの機能は「LINE」と「楽天」
ガラケーユーザーへのアンケート
調査会社のMMD研究所が、シニアの携帯電話についての調査結果を公開しています。
この記事では、「フィーチャーフォン」ユーザーの乗り換え希望について紹介しましょう。
フィーチャーフォンとは、一般には「ガラケー」と呼ばれるもので、3G回線に対応した物理的なボタンのある端末です。
なお、4G回線に対応した端末は「ガラホ」と言います。
2020年7月に行なわれたインターネット調査には、ガラケーまたはガラホの所有者500人が回答しています。
スマホに乗り換えたくなった人は3分の1
「新型コロナウイルス拡大以降、スマートフォンを使ってみたいと思うようになったか」と聞いています。
「使ってみたいと思うようになった」という人は34%でした。
ちょうど3分の1の人は、スマホへの乗り換えを考え始めています。
残りの66%の人は「使ってみたいと思うようになったことはない」と答えています。
使ってみたいのは「LINE」
「スマートフォンを使ってみたいと思うようになった」人を対象に、「スマートフォンで使ってみたいと思うようになった機能」を聞いています。
一番多いのが「LINE」で、半分以上の人が挙げました。
そして、「楽天市場」と「YouTube」が続きます。
「使い方の冊子」などのサポートを希望
「スマートフォンの利用を始めた場合、通信会社にどのようなサポートを期待するか」を聞いています。
一番多い回答は、「簡単な使い方の冊子の配布がある」でした。
あまり差がなく「スタッフが最低限の設定をしてくれる」と「電話で聞ける」が続きます。
シニア向けの端末では、その機種専用の冊子や、相談窓口を用意する例がありますが、そういう施策がある程度有効であることが分かります。
逆に言えば、ガラケーのユーザーにとって、スマホの機能の多さが、使いこなせないかもしれないという不安を感じる点なのでしょう。
その不安を解消することが、スマホへの乗り換えの決め手になるのでしょう。