新型コロナの流行で、キャッシュレス決済を使う人が増えている
新型コロナとキャッシュレス決済の関係
クレジットカード会社のジェーシービー(JCB)が、「キャッシュレス決済に関する調査」の結果を公開しています。
2020年7月に行なわれたインターネット調査には、キャッシュレス決済を利用している全国の20代~60代の男女1,000人が回答しています。
この記事では、新型コロナウイルスによるキャッシュレス決済の変化について紹介します。
現金を避けてキャッシュレス決済を使う人が増えた
新型コロナウイルスの影響で、「これまで現金で支払っていたお店でも、キャッシュレス決済を利用するようになったか」と聞いています。
「あてはまる」と答えた人が6割を超えました。
新型コロナウイルスの影響で、現金に触らないで済むキャッシュレス決済を選ぶ人が増えているのです。
誰が触ったか分からない「現金」に、できるだけ触れたくないという気持ちが強くなったのでしょう。
2020年5月に、厚労省が発表した新型コロナ対策の「新しい生活様式」でも、キャッシュレス決済の利用が推奨されています。
少額でもキャッシュレス決済を使う人が多い
新型コロナウイルスの影響で、「これまで現金で支払っていた金額でも、キャッシュレス決済を利用するようになったか」と聞いています。
こちらも「あてはまる」という回答が6割を超えました。
これまでは現金で払っていた小さな金額でも、キャッシュレス決済を使うようになったのです。
現金との使い分けの目安は、500円~千円
では、現金とキャッシュレス決済の使い分けの目安は、どこにあるのでしょうか。
一番多い回答は「千円くらい」でした。
つまり、千円未満ならば現金、千円以上ならばキャッシュレス決済というわけです。
そして、支払う金額が「500円以下」ならば現金にするという人が49.8%、「千円以下」ならば現金にーする人が76.4%います。
つまり、500円~千円ぐらいが、現金とキャッシュレス決済を使い分ける目安と考えて良さそうです。
8割近くの人が週に1回は使っている
キャッシュレス決済を使う人は、1週間にどれぐらいの頻度で使っているのでしょう。
一番多い回答は「週に1~3回程度」でした。
次に多い回答は「1日に1回以上」という高い頻度で使っている人です。
この2つを合わせると、回答者の8割近くが、週に1回以上はキャッシュレス決済を使っていることが分かります。
一番使っているのは「クレジットカード」
キャッシュレス決済には、いくつもの種類があります。
利用率を聞いたところ、もっとも使うのは「クレジットカード」でした。
次に「電子マネー決済」が続きます。
「電子マネー決済」は、Suicaやnanaco、楽天Edyなどが含まれます。
三番目に、「QRコード/バーコード決済」が入ります。
面白いのは、いずれの決済手段も、6月まで行なわれていた「キャッシュレス決済還元事業」の時点よりも利用率が増えていることです。
これも、新型コロナウイルスの流行により、キャッシュレス決済を利用する人が増えていることの一つの表われなのでしょう。
現在では、スーパーマーケットやコンビニを始めとして、キャッシュレス決済が利用できる店舗が増えてきています。
少しでも、現金に触れることに不安があれば、キャッシュレス決済を使うことを検討してください。