コロナが流行っている今、「旅行」をためらう人は53%。理由は「他人の目」
コロナ時代の「旅行」に対する感覚
通信サービス会社のBIGLOBE(ビッグローブ)が、「withコロナ時代のストレスに関する調査」の結果を公開しています。
「withコロナ」とは、新型コロナウイルスの感染予防を常に意識して、行動を制限する生活様式を指します。
2020年8月に行なわれたインターネット調査には、全国の20代~60代の男女1,000人が回答しています。
ここでは、「旅行」に関する内容を紹介します。
避けるべきことの3位に「旅行」が
最初に「withコロナの状況下で躊躇すること」を聞いています。
まず、「マスクをしないでの外出」や「大人数での外食」など、新型コロナウイルス対策として望ましくないとされている行動が真っ先に挙がっています。
そして、3番目に「旅行」が入っています。
「旅行」を挙げている人は53%と多く、回答者の半分を超えています。
多くの人は「旅行」を、現在は望ましくない行動と感じているのです。
問題がない旅行は「自家用車での旅」
「どのような旅行なら問題ないと思うか」と聞いています。
一番多いのは「自家用車での旅」でした。
他の人と接する機会が多い公共交通機関は避けて、自家用車で移動することを希望する人が多いのです。
次に「少人数の旅」が続きます。
しかし、3番目には「いかなる旅行も問題がある」が入っており、現在、旅行をすることは避けるべきだと考えている人が少なくないことが分かります。
他人の目が気になる
「旅行ときに他人の目が気になるか」と聞いています。
程度の差はあっても、8割弱の人が「気になる」と答えています。
人の目が「気にならない」という人は、2割しかいません。
つまり、「いま旅行をすると、まわりの人に変な目で見られる」と感じている人が多いのです。
これが「旅行することを避けたい」という気持ちにつながっているのでしょう。
外出をしたい気持ちは強い
今回のアンケートでは、新型コロナウイルスが流行している状況のもとでは、「旅行」を避けるべきだという気持ちが強いことが分かりました。
しかし、「旅行」をすること自体が嫌われているわけではありません。
例えば、「外出しないことを苦に感じていたか」という質問には、「そう思う」という回答が55%あり、家に閉じこもっていることがストレスになっていることが分かります。
今は、旅行先の人の目が気になって旅行する気分にならなくても、新型コロナウイルスの流行が落ち着いたら、旅行をしたいと考えている人は少なくないでしょう。