東京都の高齢者人口は311万人。30年前の2.5倍
[2020/9/15 00:00]
1年間で1万5千人も増えた
東京都が、2020年9月15日時点の高齢者人口の推計を公開しています。
65歳以上の「高齢者人口」は「311万1千人」でした。
前年に比べて1万5千人増えています。
東京都の高齢者人口は増え続けており、30年前の1990年に比べて約2.5倍になりました。
年齢が上がるほど男性の比率が下がっていく
高齢者の人口を男女別に見ると、男性が135万2千人、女性が175万9千人と、女性の方がかなり多くなっています。
65歳以上の男性の割合は、同じ年代の女性の76.8%にあたります。
「75歳以上」では63.9%、「80歳以上」では56.2%と、年齢が上がるほど男性の比率が下がっていきます。
1人の高齢者を2.8人の現役世代で支えている
全体の人口に占める高齢者人口の割合を示す「高齢化率」は「23.3%」でした。
これは昨年に比べて0.1%下がりました。
東京都も他県と同じように高齢化率が上がる傾向にあります。
ただし、10代後半から20代前半に他県から流入してくる人口が多いため、ずっと上がり続けるわけではなく、今年のように高齢化率が下がることもあります。
なお、15~64歳の「生産年齢人口」と「高齢者人口」の割合から計算すると、1人の高齢者を2.8人の現役世代で支えていることになります。