コロナで変わった「スーパー」での買い物。行く回数が減り、時間も短縮
新型コロナで変わった買い物スタイル
電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」が、スーパーマーケットでの買い物に関する調査結果を公開しています。
2020年8月に行なわれたインターネット調査には、全国の男女50,431人が回答しています。
ここでは、新型コロナウイルスによって大きく変わった、買い物のスタイルについて紹介します。
スーパーに行く回数が減った
「スーパーに行く回数の変化」を聞いています。
一番多い回答は「2~3日に1回程度」でした。
回答者の4割以上を占めており、コロナの前後でもあまり変化はありません。
次に多い「週に1回程度」は、2割から3割へと大きく増えました。
その分、「ほぼ毎日」行く人が減っています。
全体的に見ると、スーパーに行く回数が減っていることが分かります。
スーパーにいる時間が短くなった
「スーパーで買い物をする時間の変化」を聞いています。
コロナ前は「20~30分」が一番多かったのですが、コロナ後は「10~20分」が一番多くなりました。
全体的に見ると、買い物をする時間が短くなっています。
例えば、買い物時間が「20分未満」の人は、コロナ後には1.5倍に増えました。
一方、買い物時間が「30分以上」の人は、コロナ前の3分の2に減っています。
やっぱり感染リスクが怖い
「買い物をする時間が変わった理由」を聞いています。
一番多いのは、「コロナウイルス感染症リスクを避けるため短くなった」でした。
多くの人が出入りするスーパーという場所に、長くいることに不安があるのでしょう。
次に多いのが、「以前より計画的に買い物するようになり短くなった」でした。
あらかじめ購入するものを決めておくなど、買い物のスタイルが変わった人がいることが分かります。
「予定していたものだけを買う」人が2倍に増えた
買い物のスタイルの変化を見るために、「コロナ前後で買い物の方法に違いがあるか」と聞いています。
一番多い回答は、「予定していたものと、店頭で見たもの半々ぐらいを購入」で、5割を越えています。
これは、コロナの前後で、ほとんど変化がありません。
これが、多くの人のスーパーでの買い物のスタイルの標準と言えるでしょう。
しかし、コロナ前後で、買い物のスタイルが大きく変わった人もいます。
「予定していたものだけを購入」する人は、コロナ前の2倍に増えています。
一方、「8割は予定せず、店頭で判断したものを購入」する人は、コロナ前の半分以下に減っています。
つまり、スーパーで買い物をする時間を短くするために、あらかじめ買う物を決めてから、スーパーに行く人が増えているのです。
感染対策で不安を抑えて、買い物を楽しもう
アンケートの結果から、コロナ前後で、次のような変化があったことが分かりました。
- スーパーに行く回数が減った
- スーパーで買い物をする時間が短くなった
- あらかじめ買う物を決めている人が増えた
やはり、新型コロナによって、「外出することへの不安」「人が多く出入りする場所に行くことへの不安」が募り、スーパーでの買い物の回数を減らして、買い物の時間も短くするように努めていることが分かります。
新型コロナの流行は続いており、しばらくは現在のような状況が続くと思われます。
少しでも、感染への不安を和らげるために、マスクの着用、入店時の手指の消毒、外出後の手洗いの実行などを行ないましょう。
それらの対策を行なった上で、毎日のお買い物を楽しむように心がけましょう。