定年までに貯めておきたい金額は「3,033万円」。ちゃんと貯まっている人は10%
定年後の生活についてのアンケート
日本生命保険相互会社が、「セカンドライフに関するアンケート」の結果を公開しています。
2020年8月に行なわれたインターネット調査には、日本生命の加入者7,543人が回答しています。
ここでは、定年後の生活資金についての結果を紹介します。
目標とする金額は「3,033万円」
まず、定年後の生活を始めるまでに貯めておきたい金額を聞いています。
一番多い回答は「1,000万円~3,000万円」でした。
貯めておきたい金額の平均は「3,033万円」になります。
これは前年に比べて145万円高くなっています。
目標達成率は「10%以上~30%未満」
貯めておきたい金額の目標があるのは良いことですが、それは実現できているのでしょうか。
目標額のどれぐらいまで達成できているのかを聞いています。
一番多い回答は「10%以上~30%未満」でした。
次に多いのは「10%」未満です。
そして、目標額を「100%」貯めている人は10.2%、「80%以上100%未満」でも6.0%でした。
どうやら、目標額に向けて順調にお金が貯まっている人は少ないようです。
必要な生活費は夫婦で「28万8千円」
では、定年後のゆとりある生活には、どれぐらいの生活費が必要と考えているのでしょうか。
「単身者」と「夫婦」に分けて聞いています。
単身者で一番多い回答は「20万円未満」でした。
平均の金額は少し高くなり「24万6千円」です。
この金額は、単身者の現在の生活費「16万2千円」に比べて、8万4千円高くなっています。
夫婦で一番多い回答は「25万円以上30万円未満」でした。
平均の金額は「28万8千円」です。
この金額は、夫婦の現在の生活費「24万円」に比べて、4万8千円高くなっています。
単身者、夫婦とも、現在よりも、定年後の方が、生活費が増えると思っています。
そう考えると、「3,000万円」という目標額も高すぎるとは言えないでしょう。