定年後に不安を感じている人は「6割」。不安の種は「健康」と「お金」
定年後の生活についてのアンケート
日本生命保険相互会社が、「セカンドライフに関するアンケート」の結果を公開しています。
2020年8月に行なわれたインターネット調査には、日本生命の加入者7,543人が回答しています。
ここでは、定年後の不安と働き方について紹介します。
7割近くが不安を感じている
定年後の生活に不安を感じている人は、回答者の「66.9%」でした。
定年後の生活に対して、不安を感じている人の方が多いことが分かります。
不安の内容は「健康」と「お金」
不安に感じていることの内容を聞いています。
一番多いのは「自分の健康/病気」でした。
次に多いのが「生活費や医療費」です。
3番目が「家族の健康/病気」ですから、自分や家族の病気、それに伴う医療費が不安の種となっています。
定年後も働きたい人は6割
回答者は定年後について、どのようなプランを立てているのでしょうか。
「現在の仕事を続けたい」「別の仕事をしたい」「働かずに違うことをしたい」の3択で聞いています。
一番多い回答は「現在の仕事を続けたい」でした。
これと「別の仕事をしたい」を合わせると、6割以上の人が、なんらかの形で働きたいと考えています。
「働かずに違うことをしたい」という人は、3割ほどに留まっています。
「働くのは60代までで良い」が7割
定年を過ぎても働きたいと考えている人に「何歳まで働きたいか」と聞いています。
一番多い回答は「65~69歳」でした。
次に多いのは「60~64歳」です。
2つを合わせると、回答者の7割は、働くのは60代までで良いと考えていることが分かります。
働く理由は「収入を得るため」
定年を過ぎても働きたいと考えている人に「働く理由」を聞いています。
圧倒的に多いのが「収入を得るため」でした。
ほぼ9割の人が、これを挙げています。
次に多いのは「多くの人との出会いがあるため」ですが、2割にも届きません。
多く人は定年後の生活に対して不安を抱いており、なんらかの形で働き続けることで収入を得て、少しでも不安を減らそうとしているのです。