定年後に不安を感じている人は「6割」。不安の種は「健康」と「お金」

[2020/9/21 00:00]

定年後の生活についてのアンケート

日本生命保険相互会社が、「セカンドライフに関するアンケート」の結果を公開しています。

2020年8月に行なわれたインターネット調査には、日本生命の加入者7,543人が回答しています。

ここでは、定年後の不安と働き方について紹介します。

7割近くが不安を感じている

定年後の生活に不安を感じている人は、回答者の「66.9%」でした。

定年後の生活に対して、不安を感じている人の方が多いことが分かります。

出典:日本生命のデータをもとに編集部が作成

不安の内容は「健康」と「お金」

不安に感じていることの内容を聞いています。

一番多いのは「自分の健康/病気」でした。

次に多いのが「生活費や医療費」です。

3番目が「家族の健康/病気」ですから、自分や家族の病気、それに伴う医療費が不安の種となっています。

出典:日本生命のデータをもとに編集部が作成

定年後も働きたい人は6割

回答者は定年後について、どのようなプランを立てているのでしょうか。

「現在の仕事を続けたい」「別の仕事をしたい」「働かずに違うことをしたい」の3択で聞いています。

一番多い回答は「現在の仕事を続けたい」でした。

これと「別の仕事をしたい」を合わせると、6割以上の人が、なんらかの形で働きたいと考えています。

「働かずに違うことをしたい」という人は、3割ほどに留まっています。

出典:日本生命のデータをもとに編集部が作成

「働くのは60代までで良い」が7割

定年を過ぎても働きたいと考えている人に「何歳まで働きたいか」と聞いています。

一番多い回答は「65~69歳」でした。

次に多いのは「60~64歳」です。

2つを合わせると、回答者の7割は、働くのは60代までで良いと考えていることが分かります。

出典:日本生命のデータをもとに編集部が作成

働く理由は「収入を得るため」

定年を過ぎても働きたいと考えている人に「働く理由」を聞いています。

圧倒的に多いのが「収入を得るため」でした。

ほぼ9割の人が、これを挙げています。

次に多いのは「多くの人との出会いがあるため」ですが、2割にも届きません。

多く人は定年後の生活に対して不安を抱いており、なんらかの形で働き続けることで収入を得て、少しでも不安を減らそうとしているのです。

出典:日本生命のデータをもとに編集部が作成
[シニアガイド編集部]