老後の不安は「お金」。新型コロナで増えた不安も、やっぱり「お金」
[2020/10/6 00:00]
1万4千人に聞いた「老後の不安」
メットライフ生命が「老後の不安」についての調査結果を公開しています。
2020年8月に行なわれたインターネット調査には、全国の20歳から79歳までの男女14,100人が回答しています。
「老後が不安」は8割
「自分の老後について不安を感じている」人が、回答者全体の8割を超えています。
「老後」は、多くの人が共通に感じている不安なのです。
不安の原因は「お金」
「老後に対する不安の原因」を聞いています。
一番多いのは「お金」でした。
回答者の6割が、老後の「お金」を不安としています。
二番目は「健康」で、これも半分以上の人が挙げています。
以下、「認知症」「自身の介護」「両親の介護」が続きます。
新型コロナで不安が増した人が半分近くいる
「新型コロナによる影響で、老後の不安に変化があったか」と聞いています。
一番多いのは「変わらない」で50.1%でした。
しかし、「不安が増した」という人も多く、48.7%を占めています。
回答者の、ほぼ半分は新型コロナをきっかけに、ますます老後の不安を募らせているのです。
新型コロナで増えた不安も「お金」
「新型コロナの影響で増えた新たな不安」を聞いています。
一番多いのは「お金」でした。
ほとんど差がなく「健康」が続きます。
新型コロナによる不安は、「健康」を脅かす病気というだけではなく、抑制された経済と生活による「お金」に対する不安に結びついていることが分かります。
老後の不安は「お金」と「健康」
今回の調査では、老後の不安の要素が、主に「お金」と「健康」であることが分かりました。
それは、「新型コロナ」という、大きなできごとを経ても変わっていません。
不安の原因が「お金」と「健康」であるならば、お金を貯めることと、健康に気を配ることから始めましょう。