テレワークが理由で引っ越しを考えた人は「2割」。引越し先で欲しいのは「書斎」
テレワークを経験した千人へのアンケート
情報通信業のリトルソフトが「コロナ禍のライフスタイルに関する調査」の結果を公開しています。
2020年9月に行なわれたインターネット調査には、20代~50代でテレワークを経験した、三大都市圏に住む会社員1,063人が回答しています。
「テレワーク」と「出社」の併用が増える
まず、「これからのライフスタイルはどのように変わると思いますか」と聞いています。
回答者の6割以上が「テレワークと出社を併用する会社が増えると思う」と考えています。
さらに、2割以上が「テレワークが当たり前になると思う」と答えています。
テレワークが普及する理由としては、「出社や出張をしなくても仕事可能なことが証明されたから(50代男性)」など、今回の新型コロナ禍がきっかけとなったという意見が寄せられています。
テレワークで引っ越しを検討する人は2割
次に、「完全テレワークになった場合、引っ越しを検討しますか」と聞いています。
「既に引っ越した」と「引っ越しを検討する」を合わせると、2割以上の人がテレワークを理由に引っ越すことを考えています。
引っ越すなら専用の作業場所が欲しい
もし、テレワークによる引っ越しをするとしたら、どんな希望があるのでしょうか。
「引っ越しをする際、書斎やワークスペースを追加しますか」という質問に、回答者の6割以上が「追加する」と答えています。
どうせ引っ越すのであれば、テレワークという働き方に合わせて、独立した作業空間を希望する人が多いのです。
良くなったことは「時間の余裕」、欠点は「運動不足」
最後に、テレワークというライフスタイルの長所と短所を聞いています。
「良くなったこと」で一番多いのは、「自分の時間を作ることができた」でした。
次に多いのが「睡眠を多くとれるようになった」です。
いずれも、通勤時間がなくなったことによって、時間の余裕ができたということでしょう。
一方、「困ったこと」で一番多いのは「運動不足」でした。
そして、「コミュニケーション不足」と「外出する機会が減った」が続きます。
感染予防を目的とした行動の自粛や、ソーシャルディスタンスへの配慮、マスクの着用などが気になって、さまざまな行動が停滞してしまったことが分かります。