テレワークで変わった紙の手帳の使い方
紙の手帳を使っている人へのアンケート
手帳メーカーの伊藤手帳が、「テレワークと手帳の使われ方」のアンケート結果を公開しています。
2020年9月に行なわれたインターネット調査には、月1回以上テレワークを行なっていて、紙の手帳を使っている男女441人が回答しています。
テレワークによって使い方が変わった人は6割
「テレワークによって、手帳の使い方が変わった」という人は、回答者全体の6割を超えました。
テレワークという新しい働き方によって、紙の手帳の使い方も変化しているのです。
「ウェブ会議」や「在宅勤務」も手帳に記入
では、テレワークによって、手帳の使い方は、どう変わったのでしょうか。
一番多い回答は、「ウェブ会議のスケジュールを記入するようになった」でした。
また、「ウェブ会議で話す事や会議で決まった事をメモするようになった」も、半分以上の人が挙げています。
「ウェブ会議」も、普通の会議と同じように扱われていることが分かります。
また、テレワークらしい回答として、「出社時と在宅時のスケジュールがわかるように記入の工夫をするようになった」人が4割もいました。
その日が、出社する日なのか、在宅勤務の日なのか、間違えてしまうと大変です。
例えば、出社と在宅を色分けして、その日がどちらなのか、すぐに分かるようにしているのでしょう。
「テレワーク時に欲しい手帳」という質問でも、「在宅と出社時のスケジュールを分けて使える手帳」を求めている人が少なくありません。
新型コロナウイルスによって、一気に普及した「テレワーク」という新しい働き方によって、紙の手帳にも、新しい機能や使い方が求められているのです。
テレワークでも「置き手帳」をする人が4割
テレワーク中は、パソコンに向かって作業する時間が長くなります。
そのときに紙の手帳は、どこに置かれているのでしょうか。
一番多いのは「記入することや確認することが生じたときに手帳を開く」でした。
手帳を使うときだけ取り出すという方法です。
一方、「机の横にずっと出して置き、常に目につくようにしている」という人も4割います。
常に手帳を手元に置く習慣を「置き手帳」と言いますが、テレワークでも、その習慣を続けている人が少なくないことが分かります。
テレワークで使う机は狭いことが多いのですが、なんとかして「置き手帳」をするスペースを確保しているのでしょう。