新型コロナが不安で、ジム通いを止めている人が5割を超える
新型コロナ前にジムに通っていた人へのアンケート
エステサロン「Bloom」が、「コロナ禍の運動習慣に関する調査」の結果を公開しています。
2020年9月に行なわれたインターネット調査には、4月の緊急事態宣言の前にジムやヨガスタジオに通っていた、20代から40代の女性1,058人が回答しています。
半分以上は通うのを止めている
「現在はジムやヨガスタジオに通っていますか」と聞いたところ、半数以上が通っていませんでした。
そして、「新型コロナウイルスの感染リスクを考えるとジムやヨガスタジオに通うのはまだ怖いですか」と聞くと、9割近くの人が「怖い」と答えています。
新型コロナウイルスへの感染を恐れて、ジムやヨガスタジオへ通うのを止めている人が多いことが分かります。
一番怖いのは「密」
では、ジムやヨガスタジオのどこに感染の危険を感じているのでしょうか。
一番多い回答は、「密」でした。
「3密」と呼ばれる、換気の悪い「密閉空間」、多くの人が集まる「密集場所」、人との距離が近い「密接場面」を避けることが習慣となっているので、人が集まるジムに行くことに不安を感じてしまうのでしょう。
そして、「施設内の除菌」「換気」「マシンの除菌」と続きます。
8割以上の人が「運動量が減った」
「ジムやヨガスタジオに通えなくなってから運動量は減りましたか」と聞いています。
8割以上の人が「減った」もしくは「非常に減った」と答えています。
やはり、ジムに通うのを止めると、運動不足になりやすいのです。
ジムの代わりは「ウォーキング」と「YouTube」
ジムやヨガスタジオに行っていない人は、どんな運動をしているのでしょうか。
一番多かったのは「ウォーキング」でした。
そして、「ヨガや筋トレの動画(YouTubeなど)を見る」が続きます。
人と離れて行動できるウォーキングや、自分の家で一人でできる動画を見ながらの運動が多いようです。
しかし、一人で行なうセルフトレーニングには問題もあります。
例えば、「モチベーション低下」や「1人で続けていける気がしない」など、運動を続けることの難しさが表れています。
また、「身体の動かし方が合っているのかわからない」という、正しい運動を指導する人がいないことによる不安も生じています。
どんな感染対策を行なっているのか確認を
新型コロナウイルスの流行が始まった初期の段階で、スポーツクラブを舞台としたクラスター(集団感染)が、いくつか報道されました。
例えば、狭くて人が集まる更衣室での感染が報告されています。
現在でもジムやヨガスタジオに行くことに不安を感じ、通うのを止めている人が多いのは、それらの報道の影響もあるでしょう。
ジムの代用として、ウォーキングやYouTubeの動画による運動を行なっている人が多いのですが、続けることの難しさや、正しい方法で行なっているかどうかの不安など、問題点もあります。
一人で行なう運動は自由さがある一方で、指導する人がいるジムの代わりにはなりきれないのです。
できれば、ジムに通いたいけれど、感染が不安という人は、自分が通っていたジムがどんな感染対策を取っているかをホームページや電話で確認してみてはいかがでしょう。
多くのジムでは、「3密」を避けるために、一度に運動する人数を制限するなど、積極的な感染対策を行なっています。
それに納得できるのであれば、一度、お試しで戻って、自分の目で対策の状況を確かめましょう。