新型コロナが怖いから、会社の忘年会に参加したくない人が6割を超える
withコロナ時代の忘年会
法人向けフードデリバリーサービスの日本フードデリバリーが、「withコロナ時代の忘年会に対する意識調査」の結果を公開しています。
「withコロナ(ウィズコロナ)」とは、常に新型コロナウイルスの存在を意識しながら生活する、新しい生活意識のことです。
2020年10月に行なわれたインターネット調査には、同社の登録会員852人が回答しています。
「参加したくない人」の方が多い
「今年、職場の忘年会が開催された場合、参加したいですか」と聞いています。
「参加したい」という人は10.9%しかいません。
「どちらかといえば参加したい」を加えても、4割に届きません。
一方、「参加したくない」人は24.6%もいます。
さらに、「どちらかといえば参加したくない」を加えると、6割以上の人が、忘年会への参加に消極的です。
参加したくない理由はコロナの感染
「参加したくない」と回答した人は、何が理由なのでしょう。
「参加したくない理由」で一番多いのは、やはり「新型コロナウイルスへの感染が不安だから」でした。
ほぼ9割の人が、これを挙げています。
9割以上は「感染リスクが高まる」と思っている
「参加したくない」と答えている人以外は、忘年会と新型コロナウイルスの関係について、どう考えているのでしょうか。
回答者全員に「忘年会への参加により新型コロナウイルスへの感染リスクが高まると考えますか」と聞いています。
「高まる」と答えた人が、5割を超えています。
さらに、「どちらかといえば高まる」を加えると、9割以上の人が、忘年会による感染リスクを意識しています。
「オフィス」や「オンライン」も選択肢に
それでも、もし忘年会を開催するとしたら、どこでどのように行なうべきなのでしょうか。
「忘年会の開催場所として望ましい場所」という質問で、一番多いのは「飲食店」でした。
次に多いのが「オフィス」で、三番目は「オンライン」です。
それぞれ、賛成している人のコメントを見てみましょう。
- 飲食店
「今時の飲食店は感染症対策がしっかりされていると思うし、お店を応援したいから」 - オフィス
「衛生管理状態を知っているから安心できる。 他所でやる場合はウィルス対策の頻度や程度を信用できない」 - オンライン
「安全面を考えると、一番妥当だと思うのと、自分で食べるものをコントロールできるから」
長くても「2時間未満」
では、忘年会の長さはどれぐらいが望ましいのでしょう。
一番多い回答は「1時間半~2時間未満」でした。
全体的に短い時間を希望する人が多く、「2時間未満」を望む人は8割を超えます。
また、開催場所との関係で見ると、「飲食店」を希望する人は「1時間半~2時間未満」を望む人が多くなります。
一方、「オフィス」や「オンライン」を希望する人は、「1時間半未満」を希望する割合が多くなります。
「飲食店」で開催する場合は1時間半を目安に、長くなっても2時間以内、「オフィス」や「オンライン」の場合は1時間を目安に、長くなっても1時間半以内が望ましいでしょう。
忘年会も「新型コロナウイルス対策」が最優先
ここまでアンケートの結果を見てきましたが、いずれにしても今年の忘年会は「新型コロナウイルス対策」を抜きにしては考えられません。
忘年会で重視するポイントは、例年のような料理の味やコストパフォーマンスではなく、「感染予防対策」であることを意識しましょう。
そして、いつものお店に決めてしまう前に、オフィスやオンライン、そして忘年会を行なわないという選択肢も含めて検討してください。