地方への移住相談。1位は5年連続で「長野県」

[2020/10/26 00:00]

相談件数は増加傾向

総務省が「移住相談に関する調査」の結果を公開しています。

令和元年度(2019年4月~2020年3月)の移住相談件数は「31万5,744件」でした。

前年度に比べて、1万件以上増えています。

出典:総務省

「長野県」の1位は5年連続

相談件数が一番多いのは「長野県」で1万7,094件でした。

長野県の1位は、5年連続となります。

2位は「北海道」、3位は「兵庫県」でした。

10位までのランキングは、次の通りです。

  1. 長野県 17,094
  2. 北海道 16,390
  3. 兵庫県 15,222
  4. 新潟県 14,873
  5. 石川県 14,529
  6. 福島県 12,704
  7. 福井県 12,222
  8. 富山県 12,105
  9. 静岡県 10,085
  10. 高知県 9,999

イベントで稼ぐ「北海道」と「兵庫県」

移住相談は、各都道府県が設置する「窓口」の相談と、移住者向けの「イベント」での相談を合計したものです。

1位の「長野県」は「窓口」での相談が多く、2位の「北海道」と「兵庫県」は「イベント」での相談が多くなっています。

「窓口」での相談件数 ベスト10

  1. 長野県 12,492
  2. 石川県 12,048
  3. 福島県 11,819
  4. 新潟県 11,666
  5. 富山県 11,644
  6. 北海道 10,236
  7. 福井県 10,007
  8. 兵庫県 8,746
  9. 静岡県 8,385
  10. 山口県 7,600

「イベント」での相談件数 ベスト10

  1. 兵庫県 6,476
  2. 北海道 6,154
  3. 長野県 4,602
  4. 高知県 3,773
  5. 新潟県 3,207
  6. 大分県 2,589
  7. 石川県 2,481
  8. 山梨県 2,335
  9. 福井県 2,215
  10. 山形県 2,025

現在、常設の移住相談窓口は、全国に159カ所あります。

多くの都道府県は、地元の1カ所だけですが、移住に熱心な県では、人口の多い大都市に窓口を設けています。

例えば、窓口での相談が1位の「長野県」は、地元以外に、東京都内に2カ所、大阪府と愛知県に1カ所の窓口があります。

首都圏には、71カ所の相談窓口がありますから、移住に関心がある人は、もよりの窓口を訪ねて見ることをおすすめします。

出典:総務省
[シニアガイド編集部]