新型コロナ対策をしながら宴会を楽しむ方法
[2020/10/30 00:00]
宴会シーズンに向けた予防方法
厚労省が、冬の宴会シーズンに向けて、新型コロナウイルスの予防方法を公開しています。
これは、新型コロナウイルス感染症対策分科会が政府に提言したもので、次の2つを含んでいます。
- 感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫
- 感染リスクが高まる「5つの場面」
宴会など、飲酒を伴う会食は、新型コロナウイルスのクラスター(集団発生)の原因となっています。
感染を予防する方法を踏まえながら、宴会を楽しみましょう。
感染を予防しながら会食を楽しむ工夫
「感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫」として、次の点に注意してください。
- 飲酒をするのであれば、「少人数・短時間で」「なるべく普段一緒にいる人と」「深酒・はしご酒などはひかえ、適度な酒量で」行なってください。
- 箸やコップは使い回わさず、一人ひとりで使い分けましょう。
- 座の配置は斜め向かいにしてください。正面や真横に座るのは避けましょう
- 会話する時はなるべくマスクを着用しましょう。
- 換気が適切になされているなどの工夫をしている、ガイドラインを遵守したお店を選びましょう。
- 体調が悪い人は参加しないでください。
感染リスクが高まる「5つの場面」
また、日常生活の上で、クラスターが発生しやすい「5つの場面」も紹介されています。
日常生活でも、新型コロナの予防に注意してクラスターを避けてください。
場面1:飲酒を伴なう懇親会等
- 飲酒の影響で気分が高揚すると同時に注意力が低下する。また、聴覚が鈍麻し、大きな声になりやすい。
- 特に敷居などで区切られている狭い空間に、長時間、大人数が滞在すると、感染リスクが高まる。
- また、回し飲みや箸などの共用が感染のリスクを高める。
場面2:大人数や長時間におよぶ飲食
- 長時間におよぶ飲食、接待を伴う飲食、深夜のはしご酒では、短時間の食事に比べて、感染リスクが高まる。
- 大人数、例えば5人以上の飲食では、大声になり飛沫が飛びやすくなるため、感染リスクが高まる。
場面3:マスクなしでの会話
- マスクなしに近距離で会話をすることで、飛沫感染やマイクロ飛沫感染での感染リスクが高まる。
- マスクなしでの感染例としては、昼カラオケなどでの事例が確認されている。
- 車やバスで移動する際の車中でも注意が必要。
場面4:狭い空間での共同生活
- 狭い空間での共同生活は、長時間にわたり閉鎖空間が共有されるため、感染リスクが高まる。
- 寮の部屋やトイレなどの共用部分での感染が疑われる事例が報告されている。
場面5:居場所の切り替わり
- 仕事での休憩時間に入った時など、居場所が切り替わると、気の緩みや環境の変化により、感染リスクが高まることがある。
- 休憩室、喫煙所、更衣室での感染が疑われる事例が確認されている。