空調機器メーカーが教える「冬でも寒くない換気のコツ」
冬場の換気についてのアンケート
空調機器メーカーのダイキン工業が、「換気に対する意識調査」の結果を公開しています。
2020年10月に行なわれたインターネット調査には、全国の20代から50代の男女529人が回答しています。
この記事では、アンケートの結果とともに、冬場の換気のコツを紹介します。
冬場でも換気をしたい人が7割
「これからの冬場、あなたがお住まいの家では窓開け換気を行ないたいと思いますか」と聞いています。
「そう思う」と「どちらかというとそう思う」を合わせると、7割以上の人が、冬でも窓を開けて換気をしたいと答えています。
換気をする理由は「新型コロナ対策」
「冬に家で窓開け換気を行ないたい」理由を聞いています。
一番多い回答は、「コロナ対策で換気が需要だと思うから」でした。
新型コロナの感染予防対策として、換気に対する関心が高いことがわかります。
反対に、「冬に家で窓開け換気をしたくない理由」も聞いています。
一番多い回答は、「寒くなる」でした。
次に多いのが「暖房の電気代が高くなる」です。
窓を開けることで、室内の気温が下がることや、それを補うための暖房によって、電気代が上がることを嫌っているのです。
部屋を暖かくしてから窓を開けるのがコツ
では、冬場に換気をするために、窓を開けるには、どのような方法が良いのでしょうか。
ダイキンでは、次のような方法を紹介しています。
冬場の朝や、外から帰ってきた場合には、まずエアコンの暖房を入れ、部屋が暖かくなってからエアコンを運転したまま窓を開けて換気をしましょう。
冷えた壁、床、天井を暖めておくことで、窓開け換気をしても部屋の温度が下がりにくくなり、快適に過ごせます。
窓開け後も昼間は窓からの日差しを取り入れ、夜はカーテンを閉めて窓からの冷気を抑えることで暖房効果が高まります。
部屋の温度が上がる前に窓を開けてしまうと、室温とエアコンの設定温度の差が広がり、エアコンにかかる負荷が大きくなってしまうため電気代が上がる原因になります。
起床時間や帰宅時間が分かっている場合には、エアコンのタイマー機能を使ってあらかじめ暖房運転で部屋を暖めておくことが有効です。
つまり、冬場に換気をするときは、先に暖房を入れて部屋を暖めてから、窓を開けることを勧めています。
新型コロナ対策として、窓を開けたいけれど、寒くなるのは嫌だという人は、一度試してみてはいかがでしょう。