テレワークで増えた自由時間は「1~3時間」。使うのは「睡眠」

[2020/11/13 00:00]

テレワークと自由時間についてのアンケート

「中小企業診断士」の通信講座を運営するレボが、テレワークと自由時間についての調査結果を公開しています。

2020年10月に行なわれたインターネット調査には、テレワークをしている全国の20代~40代男女1,099人が回答しています。

テレワークで得た1~3時間の自由時間

「テレワークになってから自由な時間は増えましたか」という質問に、「はい」と答えた人は8割を超えました。

増えた自由時間は「1時間以上2時間未満」が多く、4割近くいます。

次に多い「2時間以上3時間未満」を合わせると7割の人が、「1時間から3時間」の自由時間をテレワークによって手に入れたことが分かりました。

出典:レボ

増えた時間は「睡眠」に使う

「増えた自由な時間の使い方」を聞いています。

一番多い回答は「睡眠」でした。

これまでは時間の余裕が少なく、睡眠が足りなかったのでしょう。

あまり差がなく「趣味」と「運動」が続きます。

両方とも、「やりたい」と思っていても、余裕がないとできないことです。

テレワークでできた自由時間によって、ようやく時間を割くことができたのでしょう。

出典:レボ

7割の人が「不安」を抱えている

しかし、テレワークで時間の余裕ができたからと言って、この生活に満足しているわけではありません。

テレワーク普及の原因になった、大きな不安が残っているからです。

「新型コロナウイルスの感染拡大によって将来が不安ですか」と聞くと、回答者の7割が「不安」と答えています。

新型コロナへの不安は、ほとんど解消されていないと言って良いでしょう。

出典:レボ

自分を見つめ直す機会に

新型コロナによって、具体的には、どんな不安が生じているのでしょうか。

  • 経済的に困窮すること(30代男性)
  • いつまで続くのかわからないことが不安。何を基準に大丈夫と言えるのかわからないこと(40代女性)
  • 自分の市場価値が下がること(20代男性)

お金に関することだけではなく、将来が見えないことへの不安や、自分自身の価値に対する不安などが挙がっています。

せっかく、テレワークでできた自由時間です。

足りていなかった睡眠を取って、頭がスッキリしたら、これを機会に自分自身の環境や進路、身の回りのことを考えてみる良い機会かもしれません。

[シニアガイド編集部]