新型コロナの影響で、中途採用を減らす会社が4割を超える
採用側から見たコロナ禍の転職
人材紹介業のワースが、「コロナ禍の転職市場に関する調査」の結果を公開しています。
2020年9月に行なわれたインターネット調査には、全国の経営者または人事担当者1,112人が回答しています。
新型コロナウイルス感染症の新卒採用への影響はニュースなどで伝えられていますが、「転職市場」においても影響が出ているようです。
「7割以上」が新型コロナの影響を感じている
まず、「採用活動において、新型コロナウイルスの影響はありますか」と聞いています。
回答者の7割以上が「影響がある」と答えています。
新型コロナウイルス感染症の拡大は、転職を含む採用活動に大きな影響を与えていることが確認できました。
採用を減らす会社は「4割以上」
「新卒」と「中途採用」に分けて、採用活動の変化を聞いています。
「新卒」では、「減らした」と「今後減らす予定」を合わせると、4割以上が採用数を減らすと答えています。
そして、「中途採用」でも4割以上が「減らす」と答えています。
6割の企業が「Web面接」の可能性あり
新型コロナの流行に伴って、インターネット会議システムを利用した「Web面接」が話題に上がるようになりました。
「Web面接を実施している」という回答は、3割でした。
また、今は実施していなくても「今後実施する予定」という人も3割います。
このように、新型コロナの感染が広がっている現状で転職活動をする場合は、「Web面接」が求められる可能性が高いでしょう。
いつでもそれに応じられるように、また、面接者に良い印象を与えるように、良質な通信回線やカメラ、マイクなどを準備しておきましょう。
求められている資質は変わらない
最後に、「採用の際に何を重視していますか」と聞いています。
一番多い回答は「人間性」でした。
そして、「実績」と「コミュニケーション能力」が続きます。
つまり、転職先の企業が求めている資質は、新型コロナの流行前と変わりません。
転職活動にあたっては、厳しい状況であることを覚悟した上で、これまで通り、自分自身の良いところを伝えられるように準備してください。