新型コロナウイルス関連倒産が700件に。「第3波」で急増の恐れ
[2020/11/14 01:10]
新型コロナによる倒産が「700件」に
企業情報サービスの帝国データバンクが、「新型コロナウイルス関連倒産」が、700件に達したと発表しました。
帝国データバンクによれば、新型コロナ関連倒産の第一号は、2020年2月26日に確認されました。
その後、1カ月に約100件のペースで増え続け、11月13日に700件に達しました。
「飲食」「宿泊」「衣料」に打撃
新型コロナ関連倒産が多い業種は「飲食店」で105件でした。
次に多いのが「ホテル・旅館」で、65件です。
また、関連事業をまとめると「アパレル(衣料品)」は90件、「食品」は83件に増えます。
この4つが、新型コロナの影響が大きい業種と言えるでしょう。
倒産した会社の業種を見ても、旅行やアパレル関連の会社が多いことが分かります。
流行が拡大すると倒産が増える
帝国データバンクでは、今後の動向として、次のようにコメントしています。
11月12日には新型コロナの1日あたりの国内感染者数が過去最多となるなど、第3波が懸念されはじめた。
エリアによっては今後、再び事業者に対する自粛要請などを実施するとともに消費者の購買意欲が大きく減退する可能性もあり、年末に向けて新型コロナウイルス関連倒産の発生スピードが加速する可能性がある。
現在、行なわれている「Go To トラベル」と「Go To イート」の2つのキャンペーンで売上が回復した業種も、ふたたび新型コロナの感染が拡大すると、4月の緊急事態宣言のような状況に戻りかねません。
自分や家族の健康のために、そして経済的な状況の悪化を防ぐためにも、新型コロナの感染予防に努めてください。