画面に向けてしゃべると、その場で文字にしてくれる筆談専用タブレット「タブレットmimi(ミミ)」

[2020/11/19 00:00]
出典:ソースネクスト

筆談をしてくれるタブレット

ソースネクストは、12月4日に、AIボイス筆談機「タブレットmimi(ミミ)」を発売します。

価格は、税別で31,800円です。

「タブレットmimi」は、耳が遠くなった人や不自由な人と筆談をするための端末です。

電源を入れて話しかけると、その場で変換して、大きな文字で画面に表示します。

つまり、しゃべった内容をそのまま文字として表示してくれるので、スムーズに筆談が進みます。しかも、電源スイッチ以外は操作の必要がありません。

8インチの大きな画面

「タブレットmimi」の本体サイズは、約23cm×12cm×1cm(幅×厚み×高さ)で、重量は約445gです。

ディスプレイのサイズは8インチと大きく、大きな文字で表示しても、文章が読み取りやすくなっています。

ディスプレイの画面表示には、読み取りやすい教科書体フォントを使用しています。

文字の大きさは変更できるので、老眼の人でも読み取りやすくなっています。

出典:ソースネクスト

充電は専用のクレードルで

「タブレットmimi」は充電式で、充電用のクレードル(置き台)が付属しています。

クレードルに置きながら使えば、バッテリー切れを心配しなくてすみます。

出典:ソースネクスト

通信回線を経由して文字に変換している

実は「タブレットmimi」は、音声から文字への変換は本体では行なっていません。

「タブレットmimi」は本体に内蔵されているマイクで音声を受け取り、ネットワーク上に用意されたクラウドにあるAI(人工知能)に送って、そこで文字に変換します。

クラウドから変換された文字が送られて表示される。 出典:ソースネクスト

つまり、「タブレットmimi」は、ネットワークが使える場所でないと機能しません。

そのため、「タブレットmimi」は、無料で使える携帯電話回線を内蔵しています。

この回線は、国内専用で、使い始めから2年間無料で利用できます。

使用できる期間が2年間に制限されているのは覚えておく必要があるでしょう。

利用期間の延長もできますが、その場合は、毎月1,000円の利用料金がかかります。

レンタルは12,000円から

「タブレットmimi」のような器具は、実際に試してみないと、自分が必要としている用途に合った製品なのかどうかがわかりません。

ソースネクストでは、「タブレットmimi」のレンタルも行なっています。

レンタル期間の申し込みは専用サイトで行ないます。

レンタル料金の決済はクレジットカードで、初回前払金は12,000円(税別)です。

レンタル料金は月に2,980円ですが、初回前払金の範囲であれば、追加の請求はありません。

ポケトークmimiとどっちを選ぶ

ソースネクストでは、同じ筆談機能を持ったスマホサイズの端末「ポケトークmimi(ミミ)」も発売しています。

価格は、「タブレットmimi」の方が2千円高いのですが、その代わり、クレードルが付属していますから、同じぐらいと考えて良いでしょう。

また、言葉を文字に変換する機能は、クラウドで行なうので、基本的には同じです。

どちらにするか迷ったら、本体の大きさと、画面の大きさで決めて良いでしょう。

持ち歩いて出先で使う場合が多いなら「ポケトークmimi」、自宅の決まった場所で使うのならば「タブレットmimi」が向いています。

また、「ポケトークmimi」は、話すときにボタンを押さないと、文字に変換してくれません。

一方、「タブレットmimi」は、電源スイッチ以外は操作がいらないので、機械に慣れていない人が使うならば、こちらの方が使いやすいでしょう。

[シニアガイド編集部]