大阪府、新型コロナの流行で、高齢者の外出自粛を要請
[2020/11/21 05:15]
12月5日まで自粛を要請
大阪府は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、高齢者などの重症化リスクの高い人に不要不急の外出をしないよう要請しています。
要請期間は、11月21日から12月5日までとしています。
感染すると重症になりやすい人が対象
大阪府が不要不急の外出を控えることを要請しているのは、新型コロナウイルスに感染すると重症化しやすいリスクを持った人です。
- 高齢者
- 基礎疾患を持っている人
糖尿病、心不全、COPDなどの呼吸器疾患、透析患者、免疫抑制剤や抗がん剤を用いている人
また、不要不急ではない外出とは、病院への通院、食料や生活必需品の買い出し、職場への出勤、屋外での運動や散歩など、生命の維持に必要なものを指します。
「5人以上」宴会も自粛を要請、
大阪府では、外出を控えること以外に、次のような要請も行なっています。
- 「5人以上」「2時間以上」の宴会・飲み会を控える
- 「静かに飲食」
- 「マスクの徹底」(飲食時も会話はマスクを着用)
- 「換気と保湿」
感染拡大の場となっている、飲食関係の注意が多く、マスクを着用した静かな会食が推奨されています。
赤信号の一歩手前の状態
大阪府では、ここ数日、新型コロナウイルスの陽性者数が300人を超え、過去最高となっています。
これを受けて、新型コロナウイルスの感染拡大/収束状況を判断するための独自の指標である「大阪モデル」が、「イエローステージ1」から「イエローステージ2」に引き上げられました。
これは、非常事態を示すレッドステージの「一歩手前」の段階です。
今後の流行の動向によっては、ふたたび営業自粛の要請などの強硬な手段に至る可能性があります。