「部屋の窓を開けて換気をする」ことが、自分や家族の命を守ることにつながる
千人に聞いた「空気」についてのアンケート
空調機器メーカーのダイキン工業が「コロナ禍の空気感調査」の結果を公開しています。
2020年10月から11月にかけて行なわれたインターネット調査には、20~60歳代の男女1,000人が回答しています。
新型コロナでは、室内の空気が気になる
「室内の空気と屋外の空気どちらが心配ですか」と聞いています。
7割の人が「室内の空気の方が心配」と回答しました。
新型コロナウイルスの感染予防のために、密集/密接/密閉の「3密」を避けることが大切な状況では、屋外よりも室内の空気の方が心配なのです。
部屋の換気をしている人は「8割」
「あなたがお住まいの家では、現在換気をしていますか」と聞いています。
「換気している」人は、全体の8割でした。
それなりに多くの人が、自宅の換気に注意を払っていることが分かります。
理想的な換気は「1時間に2回」
換気をしている人に「どれくらいの頻度で窓を開けて換気をしていますか」と聞いています。
一番多いのは「1日1回」でした。
しかし、理想的な換気の目安は「1時間に2回」とされています。
それを基準に考えると、理想的な換気をしている人は4人に1人しかいません。
自宅以外で空気が気になるスポット
では、「自宅」以外では、どんな場所の空気が心配なのでしょうか。
「コロナ禍の暮らしが続く中で、空気の質が気になる場所はどこですか」と聞いています。
最も多かったのは「飲食店」でした。
そして、「病院」と「交通機関」が続きます。
この3つは、「自宅」や「オフィス」よりも空気の質が気になる場所なのです。
やはり、不特定多数の人と長時間過ごしたり、マスクを外す可能性がある場所では、空気の質が気になるのでしょう。
「部屋の窓を開ける」ことが命を守ることに
最後に、「コロナ禍でも前向きに過ごすためにあなたがしていきたいことは何ですか」と聞いています。
一番多かったのは、「マスク」で、ほぼ差がなく「手洗い」が並びます。
それに比べると、「換気」を挙げる人は多くありません。
しかし、クラスターの発生過程などを見ると、換気をしない個室で飲食をして感染を広めている例が少なくありません。
現在のように新型コロナウイルスの感染が拡大している状況では、「部屋の窓を開ける」ということが、「自分や家族の命を守る」ことにつながります。
寒い季節ですが、ちょっと我慢して、窓を開けて換気を行ないましょう。