新型コロナで大きく変わった「会社員の昼食」
会社員の「お昼」についてのアンケート
飲食チェーンの丸亀製麺が「コロナ禍前後におけるランチの変化」の調査結果を公開しています。
2020年11月に行なわれたインターネット調査には、20代から50代の会社員800人が回答しています。
外に食べに行く人が減った
「平日に昼食を外食する頻度」を、コロナ禍の前後で聞いています。
コロナ前は5割だった「週に0~1回」が、コロナ後は8割近くまで増えました。
一方、「週に2~3回」と「週に4~5回」という人は大きく減りました。
新型コロナによって、お昼ごはんを外に食べに行く人が減ったことが分かります。
一人で食べる人が増えた
「平日の昼食を一緒に食べる人数」でも、コロナ前は5割だった「自分一人」が、コロナ後は7割まで増えました。
そして、2人以上で食べに行く人は大幅に減っています。
新型コロナの感染を避けるために、昼食を一人で食べる人が増えたことが分かります。
「自宅」で食べる人が一番多い
最後に「平日の昼食を食べる場所」を聞いています。
コロナ前は「飲食店の店内」が一番多かったのですが、コロナ後は「自宅」が一番多くなりました。
これは会社に出社せず、自宅でテレワークをする人が増えたためと思われます。
また、「オフィス」も増えており、会社に出社していても、外食をせずに、お弁当などを買ってきて、自分の机で食べる人が多いことが分かります。
感染予防対策は進んでいるけれど
新型コロナウイルスの感染拡大後は、飲食店も感染予防対策に力を入れています。
例えば、自分の席の前後左右に透明なシールドがあることは珍しくありません。
また、テーブルに座る人数を減らして、隣や正面に人が座らないようにしている店舗も少なくありません。
テーブルなどの什器の消毒や、窓を開けて換気に気をつけるなどの地道な対策も行なわれています。
しかし、そもそも会社に出てきている人が少ない上に、飲食店に入ることをためらう人が少なくないことが、今回の調査でも裏付けられました。
人が多くざわめく店内で、調理したての温かい料理を急いで食べるという会社員の日常が、少しでも早く戻ってくることを祈りましょう。