2020年の交通事故死者は戦後最小。初めて3千人を切る
[2021/1/6 00:00]
戦後初めて3千人を切る
警察庁が、2020年の交通事故による死者数を公開しています。
交通事故発生から24時間以内の死者数は「2,839人」でした。
これは、2019年よりも376人少なく、4年連続で戦後最少を更新しています。
また、交通事故の死者が3千人を切ったのは、戦後初めてのことです。
交通事故死者の半分以上が高齢者
また、65歳以上の高齢者の死者数は「1,596人」でした。
こちらも、前年より186人少なく、減少傾向が続いています。
しかし、それでも高齢者の死者数は、死者全体の56%にあたります。
つまり、交通事故による死者の半分以上は、65歳以上の高齢者なのです。
死者の割合が高いのは「香川」、低いのは「東京」
2020年の人口10万人当たりの交通事故死者数は「2.25人」でした。
都道府県による差は大きく、10万人当たりの死者数が一番多い「香川県」と、一番少ない「東京都」では、その差が5倍以上あります。
東京都のような都会では、公共交通機関が発達しているため、自動車に乗る機会が少ないことも影響しているでしょう。
それでも、死者の割合が高い県では、交通事故に遭わないように気をつけるべきでしょう。
10万人当たりの交通事故死者が多い都道府県
- 香川 6.17人
- 福井 5.34
- 高知 4.87
- 三重 4.10
- 佐賀 4.05
- 秋田 3.83
- 大分 3.79
- 岩手 3.75
- 愛媛 3.58
- 石川 3.51
10万人当たりの交通事故死者が少ない都道府県
- 東京 1.11人
- 大阪 1.41
- 沖縄 1.51
- 神奈川 1.52
- 埼玉 1.65
- 福岡 1.78
- 奈良 1.88
- 京都 1.90
- 宮城 1.91
- 和歌山 1.95