2020年に転職に成功した人の平均年齢は「32歳」。40歳以上の割合は「15%」
転職年齢が過去最高に
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」が、2020年に転職に成功した人の年齢調査を公開しています。
2008年から2020年の間に、dodaを利用して転職した約24万人のデータを見ると、転職する人の平均年齢は徐々に上がってきています。
2020年に転職した人の平均年齢は「32.0歳」でした。
男女別では男性が「32.9歳」、女性が「30.1歳」です。
いずれも、2019年に比べて上がっており、調査を開始した2008年以降で最も高くなりました。
30歳以上の転職が増える
転職に成功した人の年齢の内訳を見ると、20代以下が「48.2%」、30代が「36.2%」、40歳以上が「15.5%」でした。
前年に比べて、20代以下が減り、30歳以上が増えています。
40歳以上でも転職しやすい職種
「40歳以上」で転職に成功している人の割合は、2019年の14.3%から、2020年は15.5%に増えました。
しかし、転職者全体から見れば、少ない割合です。
では、どんな職種であれば、40歳以上でも転職できるのでしょうか。
40歳以上で、転職した人の割合が最も多かったのは「技術系(IT・通信)」でした。
「技術系(IT・通信)」は28.1%で、昨年に比べて7%以上増えています。
次に多いのが「営業系」で11.6%、「技術系(電気/機械)」が11.0%でした。
ここまでが、転職しやすい職種と言えるでしょう。
なお、「40歳以上」は、他の年代に比べて「技術系(IT・通信)」「技術系(建築/土木)」「企画・管理系」の割合が高く、「営業系」「販売/サービス系」が低い傾向があります。
新型コロナ以降の転職のトレンドは、「専門スキル」や「経験」を重視する傾向があることです。
「技術系」の職種が人気なのは、その一端と言えるでしょう。
逆に言えば、そのようなスキルや経験があれば、40歳以上であっても転職できる可能性が高いのです。