災害時に真っ先に持ち出す貴重品は「スマホ」
auじぶん銀行が「有事(災害時)の備えに関するアンケート」の結果を公開しちえます。
2021年2月に行なわれたインターネット調査には、20代から50代の社会人500人が回答しています。
ここでは、貴重品の扱いや準備しているグッズを中心に紹介します。
真っ先に持ち出すのは「スマホ」
「有事の際に優先的に持ち出す貴重品」を聞いています。
一番多い回答は「携帯電話(スマートフォン)」でした。
回答者の8割が、これを上げています。
次に多いのが「財布、クレジットカード」で、あまり差がなく続いています。
三番目は「通帳、印鑑」、四番目が「携帯充電器(モバイルバッテリーなど)」でした。
スマホと、それを使うためのモバイルバッテリーが、現金や通帳と並んで上位に入っているのが注目されます。
「スマホを持ち出す理由」として、次のようなコメントが寄せられています。
- 連絡手段と情報取得手段(40代女性)
- 連絡手段とキャッシュレス決済ができるから(30代男性)
- 命を優先するうえで、なにかと便利なものが揃っているから(30代男性)
- 今は携帯があればなんでもできるから(30代女性)
- 全ての情報が詰まっているから(30代男性)
多くの人にとって、「スマホ」は、何者にも代えがたい大切な貴重品であることが分かります。
備えているのは「飲料水」と「保存食」
「有事に向けて備えているグッズ」を聞いています。
一番多い回答は「飲料水」で、6割以上が挙げています。
次に多いのが「保存食」でした。
三番目は定番の「懐中電灯」が入っています。
手元に用意してあるお金は「1~10万円」
災害に備えて「有事用のお金を家の中に置いている」と答えたのは108人でした。
その人たちに具体的な金額を聞いています。
一番多いのは「1万円以上10万円未満」でした。
これが全体の約4割を占めているので、だいたいの目安となりそうです。
そして、「10万円以上20万円未満」が続き、「1万円未満」と「20万円以上30万円未満」までが10%を超えています。
災害時には、店舗が停電してしまって、現金しか利用できない場合があります。
スマホのキャッシュレス決済やクレジットカードだけに頼らず、当座の生活費程度のお金は準備しておきましょう。