転職先を決めた「理由」と、相談した「相手」
転職先を決めた理由のアンケート
Webメディアを運営するビズヒッツが「転職先を決めた理由のアンケート」結果を公開しています。
2021年3月に行なわれたインターネット調査には、転職経験がある男女500人が回答しています。
ここでは「転職先を決めた理由」の1位から5位までと、それを選んだ人のコメントを紹介します。
転職先を決めた理由の1位は「仕事内容」
「転職先を決めた理由」で一番多かったのは「希望する仕事内容だった」でした。
例えば、次のようなコメントが寄せられています。
- 希望ズバリの職種でオファーをいただいたため(30代女性)
- 前職の経験が活きると思った。比較的業務内容が近く、転職後もスムーズに働けた(40代男性)
- やりたい職種だったこと。資格が活かせたこと(50代女性)
「やりがいのある仕事がしたい」「自分の経験や資格を活かしたい」と思っている人にとって、自分に合った仕事内容は、一番の魅力でしょう。
やっぱり「収入」は大切
2番目に多い理由は「収入に納得した」でした。
- 前職よりも給料が高かったこと(30代女性)
- 収入が安定していたこと(40代女性)
安定した生活のためには、潤沢で安定した収入が欠かせません。
収入が多いことや、金額が安定していることは、転職を決断するに値する理由です。
「休み」と「残業」はチェックポイント
3番目に多いのは「勤務時間・休日数がよかった」でした。
- 基本的に残業がなく、完全週休2日制。休日が多く、休みは趣味や自己学習に使えることが決め手(20代女性)
- 土日祝休みで、休日の条件が良かった(30代女性)
残業の量や休日がきちんととれることは大切です。
また、子育て中の人は、家族と一緒に過ごすために土日が休めることを希望する場合もあるでしょう。
「働く場所」と「テレワーク」
4位は「希望する勤務地で働ける」でした。
- 家から通いやすい距離にあること(40代女性)
- 在宅勤務で一切出社しなくていいことが一番の決め手でした(20代女性)
「自宅から通いやすい職場」は大きな魅力です。
また、新型コロナウイルスの流行以後は、テレワークによる勤務が中心になっていることも珍しくありません。
これかは、継続的にテレワークができるかどうか、その場合の出社の頻度はどれぐらいか、なども気にする必要があるでしょう。
「社風」に惹かれて転職を決める人もいる
転職先を決めた理由の5位は「社風・雰囲気にひかれた」でした。
- 給与はそれほど高くなかったが、雰囲気が良く面接官の印象も良かった。ここなら長く勤められそうだと感じた(30代女性)
- 決め手は人間関係の良さです(50代男性)
転職をする理由の一つが「人間関係」です。
「職場見学で感じた社風、雰囲気」などに惹かれる場合もあるでしょう。
ただ、職場の雰囲気というのは、上司の性格などにも左右されます。
面接官など特定の一人ではなく、できるだけ多くの人と話をして、幅広く情報を集めてください。
相談する人は「半分」、相談相手は「家族」
最後に、「転職先について誰かに相談したか」と聞いています。
相談した人は「55%」ですから、ほぼ半分の人が、誰かに相談しています。
そして、相談の相手は「家族・親戚」が、ほとんどを占めています。
結婚していれば、転職することついて、配偶者との相談は欠かせないでしょう。
また、独身であれば、親や兄弟に相談することもあるでしょう。
誰かに相談することは、状況を整理する手段でもあります。
自分では転職の理由に納得していても、それが誰かに客観的に見てもらうと、新しい道筋が見えるかもしれません。