新型コロナでアルバイトが感じた影響は「求人数の減少」
アルバイトを探す4千人へのアンケート
アルバイト情報サイト「エンバイト」が、「コロナ禍のバイト探し」に関するアンケートの結果を公開しています。
2021年1月から3月にかけて行われたインターネット調査には、「エンバイト」の利用者4,770人が回答しています。
75%の人が「コロナの影響」を感じている
まず、「アルバイト探しにおいて、新型コロナウイルスの影響を感じますか」と聞いています。
「影響を感じる」と答えた人は、全体の75%でした。
4人のうち3人が、なんらかの形で新型コロナの影響を感じています。
最大の影響は「求人数が減った」
では、どんなところに新型コロナウイルスの影響を感じているのでしょうか。
一番多い答えは、「求人数が減った」でした。
そして、「選考に通りづらくなった」と「オンライン面談や面接の機会が増えた」が続きます。
アルバイトを探すことが難しくなる一方で、オンラインによる面接など、新しいい状況に慣れることが求められています。
変化にうまく対応できなかった人が「35%」もいる
新型コロナウイルスは、生活の広い範囲に渡って、さまざまな変化をもたらしました。
みんなは、このような変化に、無事に対応できたのでしょうか。
「コロナ禍において、仕事や生活などあらゆる面での変化にうまく対応できたと思いますか」という質問に、「うまく対応できた」という人は11%しかいませんでした。
やはり、新型コロナウイルスという未知の状況に、うまく対応できた人は少ないことが分かります。
万全とは言えないけれど、なんとか目の前の問題を片付けて、「まあ対応できた」と感じている人が多いのです。
その一方で、「あまり対応できなかった」と「まったく対応できなかった」を合わせると、35%の人が「うまく対応できなかった」と感じています。
「収入が不安定になった」などの変化も
新型コロナウイルスによる変化に「うまく対応できた」と感じている人は、どこにそれを感じているのでしょうか。
例えば、次のようなコメントがありました。
- 空いた時間を使い資格を取得できた。(23歳女性)
- 新しい仕事に挑戦するきっかけとなった。(25歳女性)
- テレワークでも効率よく仕事を進められるようになった。(44歳女性)
つまり、新型コロナウイルスによる変化を、新しいことに挑戦するきっかけとした人が、「うまく対応できた」と感じていることが分かります。
一方、「うまく対応できなかった」と回答した方は、どうしてそう感じているのでしょうか。
こちらもコメントを見てみましょう。
- 収入が不安定になってしまった。(29歳男性)
- 人付き合いが減ったが時間はあるため、孤独感を感じる日が増えた。(37歳男性)
- 趣味が全然出来なくなって、ストレスが増えた。(22歳女性)
こちらは、新型コロナウイルスによる減収や、三密を避けるための人や趣味との関わり方の変化が、生活に影を落としていることが分かります。