2020年に生まれた子供は過去最少の84万人
[2021/6/6 00:00]
生まれた子供の数が過去最少
2020年に生まれた子供を表す「出生数」が過去最少であることが分かりました。
2020年の出生数は「84万832人」で、前年よりも約2万4千人も減りました。
出生数が一番多かった1949年(昭和24年)に比べると、3分の1以下になっています。
出生数は、長らく低下傾向にあります。
さらに、2020年は新型コロナウイルスの流行で出産を控える動きもあり、出生数が過去最少となりました。
1人の女性が、生涯に生む子供の数を表す「合計特殊出生率」も、前年より0.02ポイント下がり、「1.34」となりました。
死者の増加は止まる
2020年に死んだ人の数を表す「死亡数」は「137万2,648万人」でした。
これは、前年よりも8,445人減少しています。
死亡数は、増加傾向にありましたが、2020年はそれに歯止めがかかりました。
1年間で53万人の減少
「出生数」から「死亡数」を引いた「自然増減数」は、「マイナス53万1,816人」でした。
つまり、2020年の国内の日本人の人口が、約53万人減ったことになります。
それでも、前年の「マイナス51万5,854人」に比べると、減った人口は少なくなりました。
都道府県別に見ると、「沖縄県」を除く、すべての県で自然増減数が減少しています。