6割以上の人が使っている「YouTube」。他の無料動画サービスを圧倒

[2021/6/13 00:00]

「YouTube」についての8千人アンケート

NTTドコモ モバイル社会研究所が、「YouTube(ユーチューブ)の利用動向」の調査結果を公開しています。

2021年1月に行なわれたインターネット調査には、全国の15歳~79歳の男女8,837人が回答しています。

「YouTube」は9割以上の人が知っている

無料動画サービス「YouTube」を知っているという「認知率」は、回答者全体で96.9%でした。

年代別に見ても、ほぼすべての年代/性別で90%を超える高い「認知率」を持っています。

年代別の差はあまりありませんが、若年層ほど「認知率」が高くなっています。

出典:NTTドコモ モバイル社会研究所のデータをもとに編集部が作成

「YouTube」は実際に使っている人が多い

YouTubeを視聴している「利用率」は、回答者全体で65.8%でした。

年代別では若年層の方が高く、10代から40代は70%を超えます。

60代以上でも50%前後と高い「利用率」を持っています。

YouTubeは、単にサービスが認知されているだけではなく、実際に使っている人が多いことが分かります。

出典:NTTドコモ モバイル社会研究所のデータをもとに編集部が作成

動画投稿をするのは「若い男性」

自分自身で撮影した動画をYouTubeに投稿している人を、俗に「YouTuber(ユーチューバー)」と言います。

今回のアンケートでは、動画を公開している人を示す「投稿率」は、回答者全体で4.8%でした。

つまり、いわゆる「YouTuber」は、20人に1人ぐらいしかいません。

なお、「投稿率」は、性別による差が大きく、男性の方がずっと高くなっています。

例えば、10代の男性は16.4%ですが、女性は4.1%でした。

そして、「投稿率」は年齢が高くなると下がります。

50代の男性の「投稿率」は6.6%まで下がり、女性は1.1%に留まります。

YouTubeに動画を投稿するのは、若い男性が中心なのです。

出典:NTTドコモ モバイル社会研究所のデータをもとに編集部が作成

無料動画サービスでは随一の存在

NTTドコモ モバイル社会研究所では、YouTube以外の無料動画サービスについても、「認知率」と「利用率」を聞いています。

しかし、YouTube以外のサービスは、利用率が低く、10%程度に留まっています。

それに対して、YouTubeは、年代/性別を問わず、高い「利用率」があり、実際に使われている無料動画サービスとして随一の存在になっています。

一方で、YouTubeで動画を公開する「投稿率」は、5%にも届いていません。

「動画の視聴はするけれど、自分から情報発信はしない」というのが、YouTubeの一般的な利用方法となっています。

出典:NTTドコモ モバイル社会研究所のデータをもとに編集部が作成
[シニアガイド編集部]