6割以上の人が使っている「YouTube」。他の無料動画サービスを圧倒
「YouTube」についての8千人アンケート
NTTドコモ モバイル社会研究所が、「YouTube(ユーチューブ)の利用動向」の調査結果を公開しています。
2021年1月に行なわれたインターネット調査には、全国の15歳~79歳の男女8,837人が回答しています。
「YouTube」は9割以上の人が知っている
無料動画サービス「YouTube」を知っているという「認知率」は、回答者全体で96.9%でした。
年代別に見ても、ほぼすべての年代/性別で90%を超える高い「認知率」を持っています。
年代別の差はあまりありませんが、若年層ほど「認知率」が高くなっています。
「YouTube」は実際に使っている人が多い
YouTubeを視聴している「利用率」は、回答者全体で65.8%でした。
年代別では若年層の方が高く、10代から40代は70%を超えます。
60代以上でも50%前後と高い「利用率」を持っています。
YouTubeは、単にサービスが認知されているだけではなく、実際に使っている人が多いことが分かります。
動画投稿をするのは「若い男性」
自分自身で撮影した動画をYouTubeに投稿している人を、俗に「YouTuber(ユーチューバー)」と言います。
今回のアンケートでは、動画を公開している人を示す「投稿率」は、回答者全体で4.8%でした。
つまり、いわゆる「YouTuber」は、20人に1人ぐらいしかいません。
なお、「投稿率」は、性別による差が大きく、男性の方がずっと高くなっています。
例えば、10代の男性は16.4%ですが、女性は4.1%でした。
そして、「投稿率」は年齢が高くなると下がります。
50代の男性の「投稿率」は6.6%まで下がり、女性は1.1%に留まります。
YouTubeに動画を投稿するのは、若い男性が中心なのです。
無料動画サービスでは随一の存在
NTTドコモ モバイル社会研究所では、YouTube以外の無料動画サービスについても、「認知率」と「利用率」を聞いています。
しかし、YouTube以外のサービスは、利用率が低く、10%程度に留まっています。
それに対して、YouTubeは、年代/性別を問わず、高い「利用率」があり、実際に使われている無料動画サービスとして随一の存在になっています。
一方で、YouTubeで動画を公開する「投稿率」は、5%にも届いていません。
「動画の視聴はするけれど、自分から情報発信はしない」というのが、YouTubeの一般的な利用方法となっています。