知人/友人/同僚の訃報を知るのは「遺族からの電話」が最多。コロナ禍で出席を悩む
友人/知人の葬儀でも新型コロナの影響が
遺影写真作成サービスのアスカネットが、「コロナ禍での葬儀」についての調査結果を公開しています。
2021年5月に行なわれたインターネット調査には、2020年2月1日以降に、友人/知人/同僚等を亡くした20代~60代以上の全国の男女500人が回答しています。
つまり、家族や親戚とは違う意味で「近しい人」の葬儀について、新型コロナによる影響を聞いています。
訃報は「電話」が主役
近しい人の死を知らせる「訃報(ふほう)を受けた手段」を聞いています。
一番多いのは「遺族からの電話」で4割を超えました。
近しい人の死を知る手段は、いまだに電話が中心なのです。
しかし、遺族からの「メールやLINEによるメッセージ」「SNSによる連絡」なども、それなりに使われ始めています。
また、年末に届く「喪中はがき」で初めて知った人が6%もいます。
すぐに訃報が届くわけではない
近しい人の「訃報を受けたタイミング」を聞いています。
4割の人は、葬儀後2日以内に受け取っています。
しかし、1カ月以上経ってからという場合も少なくありません。
「喪中はがき」のように、死去から訃報まで、時間が空くことも珍しくないことが分かります。
出席するべきか悩む人が多い
近しい人の「葬儀に出席するかどうか悩んだことがあるか」と聞いています。
そもそも、葬儀に間に合うタイミングで訃報が届かなかった「機会がなかった」人が2割います。
訃報が間に合った場合でも、半分の人は、葬儀に出席すべきかどうか「悩んだ」と答えています。
大きく変わった新型コロナ禍の葬儀
新型コロナウイルスの流行は、葬儀にも影響を与えています。
流行後は、葬儀に出席する人を制限した「家族葬」「一日葬」、葬儀を行なわない「直葬(じきそう)」が増えています。
さらに、新型コロナの感染予防を考えると、出席が可能な場合でも、出席すべきかどうか悩むのが当然でしょう。
葬儀に出席できない場合でも、手紙などでお悔やみを伝えたり、亡くなられた人のご冥福を祈ることでも、哀悼の意は表せます。
亡くなられた人に対する心情や、訃報を受けたタイミング、葬儀の形式などを考慮して、どうするべきか判断してください。