新型コロナ用ワクチンの接種率が「40%」を超える。山口県では50%超え

[2021/8/26 00:00]

全国の接種率が40%を超える

新型コロナウイルスのワクチンを2回接種した人の割合が、8月22日に40%を超えたことが分かりました。

首相官邸が公開したデータによれば、ワクチンを2回接種した回数は「5,177万5,600回」で、これは総人口の「40.7%」にあたります。

また、65歳以上の高齢者に限ると、2回接種した回数は「3,047万9,185回」で、65歳以上の人口の「85.9%」にあたります。

現在使用されている新型コロナウイルス用のワクチンは、数週間の間隔を空けて2回接種することで、免疫が確保されます。

日本では、重症になりやすい高齢者への接種が優先されてきましたが、ようやく全人口に対する割合も、40%に届きました。

すでに西欧諸国や米国では、ワクチンの接種率が50%を超えており、それを追うことになります。

接種率が50%を超えた「山口県」

ここからは、都道府県別にワクチンの接種率を見てみましょう。

データは8月23日に公開されたもので、医療関係者も含めて、2回接種した人を対象にしています。

接種率が一番高かったのは「山口県」で、接種率は「50.5%」でした。

全都道府県で唯一、接種率が50%を超えています。

以下、「和歌山県」「佐賀県」「山形県」「熊本県」が上位5県でした。

一方、接種率が一番低いのは「沖縄県」で、「32.4%」でした。

以下、「栃木県」「埼玉県」「神奈川県」「愛知県」と続きます。

多くの都道府県は、35%から45%の間に集まっており、極端な差はありません。

また、人口が多い都道府県が優先されているわけでもなく、「東京都」と「大阪府」も37%でした。

ワクチンの配布は県単位では地域差が少なく、平等に行なわれていることが分かります。

都道府県別 2回目接種率 一覧

  • 北海道 39.1%
  • 青森県 42.2%
  • 岩手県 39.2%
  • 宮城県 39.0%
  • 秋田県 43.4%
  • 山形県 46.9%
  • 福島県 42.7%
  • 茨城県 38.7%
  • 栃木県 33.0%
  • 群馬県 43.9%
  • 埼玉県 34.3%
  • 千葉県 36.2%
  • 東京都 37.1%
  • 神奈川県 35.1%
  • 新潟県 43.2%
  • 富山県 40.4%
  • 石川県 43.3%
  • 福井県 43.8%
  • 山梨県 37.2%
  • 長野県 40.3%
  • 岐阜県 42.3%
  • 静岡県 36.2%
  • 愛知県 35.7%
  • 三重県 39.4%
  • 滋賀県 37.7%
  • 京都府 39.3%
  • 大阪府 37.6%
  • 兵庫県 39.8%
  • 奈良県 41.8%
  • 和歌山県 48.5%
  • 鳥取県 44.2%
  • 島根県 43.6%
  • 岡山県 44.6%
  • 広島県 39.6%
  • 山口県 50.5%
  • 徳島県 44.8%
  • 香川県 37.6%
  • 愛媛県 41.0%
  • 高知県 44.6%
  • 福岡県 39.5%
  • 佐賀県 47.0%
  • 長崎県 46.1%
  • 熊本県 46.6%
  • 大分県 43.6%
  • 宮崎県 41.0%
  • 鹿児島県 41.9%
  • 沖縄県 32.4%

※県別の接種率は手元計算のため、公式発表とは小数点以下で差がある可能性があります。ご了承ください。

[シニアガイド編集部]