新型コロナ用ワクチンの接種率が「40%」を超える。山口県では50%超え
全国の接種率が40%を超える
新型コロナウイルスのワクチンを2回接種した人の割合が、8月22日に40%を超えたことが分かりました。
首相官邸が公開したデータによれば、ワクチンを2回接種した回数は「5,177万5,600回」で、これは総人口の「40.7%」にあたります。
また、65歳以上の高齢者に限ると、2回接種した回数は「3,047万9,185回」で、65歳以上の人口の「85.9%」にあたります。
現在使用されている新型コロナウイルス用のワクチンは、数週間の間隔を空けて2回接種することで、免疫が確保されます。
日本では、重症になりやすい高齢者への接種が優先されてきましたが、ようやく全人口に対する割合も、40%に届きました。
すでに西欧諸国や米国では、ワクチンの接種率が50%を超えており、それを追うことになります。
接種率が50%を超えた「山口県」
ここからは、都道府県別にワクチンの接種率を見てみましょう。
データは8月23日に公開されたもので、医療関係者も含めて、2回接種した人を対象にしています。
接種率が一番高かったのは「山口県」で、接種率は「50.5%」でした。
全都道府県で唯一、接種率が50%を超えています。
以下、「和歌山県」「佐賀県」「山形県」「熊本県」が上位5県でした。
一方、接種率が一番低いのは「沖縄県」で、「32.4%」でした。
以下、「栃木県」「埼玉県」「神奈川県」「愛知県」と続きます。
多くの都道府県は、35%から45%の間に集まっており、極端な差はありません。
また、人口が多い都道府県が優先されているわけでもなく、「東京都」と「大阪府」も37%でした。
ワクチンの配布は県単位では地域差が少なく、平等に行なわれていることが分かります。
都道府県別 2回目接種率 一覧
- 北海道 39.1%
- 青森県 42.2%
- 岩手県 39.2%
- 宮城県 39.0%
- 秋田県 43.4%
- 山形県 46.9%
- 福島県 42.7%
- 茨城県 38.7%
- 栃木県 33.0%
- 群馬県 43.9%
- 埼玉県 34.3%
- 千葉県 36.2%
- 東京都 37.1%
- 神奈川県 35.1%
- 新潟県 43.2%
- 富山県 40.4%
- 石川県 43.3%
- 福井県 43.8%
- 山梨県 37.2%
- 長野県 40.3%
- 岐阜県 42.3%
- 静岡県 36.2%
- 愛知県 35.7%
- 三重県 39.4%
- 滋賀県 37.7%
- 京都府 39.3%
- 大阪府 37.6%
- 兵庫県 39.8%
- 奈良県 41.8%
- 和歌山県 48.5%
- 鳥取県 44.2%
- 島根県 43.6%
- 岡山県 44.6%
- 広島県 39.6%
- 山口県 50.5%
- 徳島県 44.8%
- 香川県 37.6%
- 愛媛県 41.0%
- 高知県 44.6%
- 福岡県 39.5%
- 佐賀県 47.0%
- 長崎県 46.1%
- 熊本県 46.6%
- 大分県 43.6%
- 宮崎県 41.0%
- 鹿児島県 41.9%
- 沖縄県 32.4%
※県別の接種率は手元計算のため、公式発表とは小数点以下で差がある可能性があります。ご了承ください。