2020年は「結婚」も「離婚」も大幅に減少
[2021/9/25 00:00]
「結婚」も「離婚」も大幅に減少
2020年は、「結婚」と「離婚」が大幅に減少したことが分かりました。
厚労省が公開したデータをもとにして、紹介します。
「結婚」は1割以上減少
2020年の「結婚」の件数は、「52万5,507組」でした。
前年の59万9,007組から、7万3,500組も減少しました。
減少率は12.3%で、1割以上も減ったことになります。
なお、「結婚」の数は、ここ数年、戦後最小を更新し続けています。
「離婚」は25年ぶりの低水準
一方、「離婚」の件数は「19万3,253組」でした。
前年の「20万8,496組」から、1万5,243組も減少しました。
減少率は7.3%です。
「離婚」の件数が20万組を切ったのは、25年前の1995年以来となります。
「結婚式」ができず、生活は不安を増す
今回、公開されたのは「速報」で、「結婚」や「離婚」が減少した理由は書かれていません。
しかし、常識的に考えれば、2020年に「結婚」と「離婚」が大幅に減少したのは、「新型コロナウイルス感染症」の流行が原因でしょう。
「結婚」について言えば、人と人との出会いの場が減っただけではなく、多くの人が集まる結婚式を行なうことが難しい状況です。
一方、新型コロナによる健康や生活の不安を抱えた状態では、「離婚」をためらう人が多いのでしょう。
2021年も、その大半は、首都に「緊急事態宣言」が発令された状態が続きました。
このような状況では、「結婚」と「離婚」の数は、さらに減少しているでしょう。