お酒が好きでも、「緊急事態宣言」解除後に「飲みに行った」人は17%だけ
お酒が好きな人へのアンケート
お酒のオンラインストア「KURAND(クランド)」が「緊急事態宣言解除後のお酒に関する意識調査」の結果を公開しています。
2021年10月に行なわれたインターネット調査には、KURANDのメール会員432人が回答しています。
つまり、オンラインショップでお取り寄せをするぐらいには、お酒が好きな人の動向が分かるアンケートとなっています。
「意識は変わらない」が6割以上
緊急事態宣言が解除されてから、生活に関する意識が変わったかどうかを聞いています。
一番多いのは「意識は変わらない」で、6割以上に達しています。
例えば、次のようなコメントが寄せられています。
- 根本的に事態が解決しているわけではないので、再度感染拡大する可能性は大いにあると考えている(30代男性)
「大きく変わった」と「少し変わった」を合わせると、3割の人が「意識が変わった」と答えています。
こちらには、次のようなコメントが寄せられています。
- 周囲の飲食店に人の姿が戻った、酒を提供する店が増えた。(20代男性)
「飲みに行った」人は17%だけ
次に、緊急事態宣言解除後に飲食店でお酒を飲みに行ったかを聞いています。
一番多いのは「まだ行っていない」で、回答者の7割を占めています。
例えば、次のようなコメントが寄せられています。
- まだ油断出来ないので、解除されて1カ月以上様子を見てから、飲みに行けるか判断する(30代女性)
「飲みに行った」人は17%、「まだ行っていないが直近で予定がある」人が11%でした。
こちらには、次のようなコメントが寄せられています。
- パートナーと「宣言明けたら飲みに行こうね」とずっと待ち続けていたため。(20代女性)
ほとんどの人は「家飲み」を継続
緊急事態宣言中に、お酒好きの人の多くが選んだのは「家飲み」でした。
緊急事態宣言が解除されたことによって、家飲みの頻度が変わるかどうかを聞いています。
回答者の、ほぼ9割は「変わらない」と答えています。
そして、次のようなコメントが寄せられています。
- のんびり飲めるし好きなつまみを作ったり好きなように飲めるラクさに気づいてしまったから。(20代女性)
- 家飲みに美味しいお酒を選べる環境は、通販やお取り寄せが増えてむしろ豊かになったから。(40代女性)
一方、「かなり減ると思う」と「少し減ると思う」を足すと、1割ほどの人が家飲みが減ると答えています。
こちらには、次のようなコメントが寄せられています。
- 勤務先が在宅勤務からノーマルになるので、友達と飲みに行く機会が増えると思う。’50代男性)
様子見の日々が続く
今回のアンケートは、お酒が好きな人が対象となっています。
しかし、緊急事態宣言が解除されても、多くの人は、気持ちも行動も宣言前に戻っていないことが分かりました。
しばらくは、居酒屋などに飲みに行く人は少数派で、家飲みをしながら様子を見る人が多いようです。
現在、新型コロナウイルスの流行は下火になりつつありますが、冬に向けて、再び新規陽性者数が増加しないかどうか、様子を伺う日々が続くことになるでしょう。